〜 弱で脱水!スーパーちびムーン 〜
ぬいぐるみのお洗濯マニュアルのページ
1999年2月4日掲載
セーラームーン放映時期には、バンダイさんから様々なぬいぐるみが発売されていましたので、ココをお読みの方で持っていらっしゃる方も多いかと思います。中にはコミケやミュージカルの公演会場に連れてきていた猛者もいたようですが…(汗)
そんなぬいぐるみたちも、そろそろ発売から5年前後が経過し、汚れが気になる時期になっていませんか? また、一見キレイに見える場合でも、ぬいぐるみはカワイイ外見に反して実はダニの温床でもあります。
そこで、このページではそんなぬいぐるみの“お洗濯”の方法について、初心者向けにアドバイスしてみたいと思います。偉そうなコト書いてますが、私も初心者ですので、“初心者がお洗濯してみたレポート”だと思ってお読みください。
(この記事はNiftyのボードへの書き込みを再編集したものです)
[今回のお洗濯のサンプルッ]
今回の記事を書く際にサンプルとして“お洗濯”してみたのは、バンダイから発売されていた市販品のぬいぐるみ(スーパーちびムーン(特大))です。とるとるキャッチャーの景品についても、ほぼ同様の手順で“お洗濯”できると思いますが、試していないのでなんとも言えません。
[ドキドキワクワク★お洗濯の手順]
●まずは汚れの洗い流しから
まず、ぬるま湯に洗濯洗剤を入れ、ぬいぐるみを浸けます。その後は手でやさしく揉み洗い。荒っぽくやるとぬいぐるみが傷むので注意しましょう。
揉み洗いは、じっくりと汚れが流れ出るまでやりましょう。表面はもとより、詰め物にしみ込んだ汚れも洗い流さないと、洗濯する意味がナイってもんですので。
作業はシャンプー等が可能な洗面台があると便利ですが、バケツやタライ・浴槽でももちろんOK! 浴槽だと雰囲気出るかもしれませんけども…
洗剤については、今回は洗濯洗剤(液体でも粉末でもOK)だけでした。洗濯洗剤だけでも十分に汚れは落ちます。
キャラクターによっては、接着剤で貼り付けてあるパーツが剥がれる事もあります。この場合は、パーツはなくさないように保管し、接着する位置を覚えておいて、あとで乾燥させてから貼り直せば大丈夫です。
特に“目”が剥がれてしまうと、かなりの心理的なショックを受けますが(笑)、その場は我慢しましょう(爆)
●続いて汚れた水を脱水
次は脱水です。洗面台で軽く手でしぼった後、洗濯機に移して弱めの脱水を2〜3分します。
ここで注意するのはぬいぐるみの重さ。水を吸っているので普段とは比べものにならないくらい重いのですが、縫い目の強度は重さを想定していませんから、下手な持ち上げ方をすると傷みます。抱えるようにしっかりと持ち上げて洗濯機に移しましょう。
ちなみに今回の“特大ちび”の場合、水を吸うと人間の赤子にも負けないくらいの重量になるので、結構重労働です(汗)
脱水をかけると詰め物が偏ってかなりイヤ〜ンな状態になりますが、歯を食いしばって我慢しましょう(笑) 脱水後、脱水槽に欠落した部品が無いか、確認を忘れないようにします。
●そしたら今度はすすぎましょう
そしてすすぎ。再度洗面台へ移し、流水ですすぎます。残った洗剤を洗い流すよう、念入りに揉みだしてすすぎましょう。すすいだらまた脱水。すすぎ&脱水は、洗剤の残り具合を見ながら、2〜3回やると良いかと思います。
すすぎの最後に柔軟風合剤(ハミング1/3など)を入れてふっくら感を出してみるのも良いものです。
●で、きれいサッパリ乾かします
いよいよ肝心な乾燥です。再三にわたるすすぎ&脱水のために、この時点でかなり詰め物が偏っていると思いますので、詰め物の偏りを直しつつ、2〜3日陰干しします。我が家には乾燥機が無いので、乾燥機を使って良いかどうかはわかりません(^^;
ぬいぐるみの場合、表面的には乾いていても、詰め物を完全に乾かすためには相当な時間がかかります。じっくり腰を据えて乾かしましょう。完全に乾かさないと、湿気でカビ臭くなったりして、泣くに泣けません。
この時、注意しなくてはならないのは、やっぱり“重さ”です。このシリーズのセーラー戦士には、頭にヒモが付いていますが、干す時点で脱水してあるとはいえ、普段と比べるとまだまだ重いですから、絶対にこのヒモで吊って干してはいけません。ちぎれるかもしれません(^^; …もっとも、ヒモで吊すと見た目にもちょっと怖いんですけど(汗)
安全に干すには、ロープを脇の下に通すorたすきがけにしてあげれば良いでしょう(^^)
●いよいよ大詰めです
最後の微調整です。乾燥したら詰め物の偏りの微調整をし、剥がれたパーツを元通りに貼ってあげましょう。
フェルト地のパーツは、普段から毛玉が出来易いようで気になっていたので、今回は“ハンディ毛玉取り機”で除去しました。
このような手順でお洗濯をした結果、「スーパーちびムーン」は見違えるくらい綺麗になりました。風合剤の効果があったのか、以前にも増してふかふかです(^^)
ぬいぐるみは、店頭に並んでいる時点でもそれなりに汚れているものですから、皆さんも一度は“お洗濯”を試してみてくださいネ★
[その他注意事項]
あ、そうそう、ご家族と同居されている方は、くれぐれもご家族の目につかないように“お洗濯”をしてくださいネ(爆)
(カナ:1997年8月23日初出/1999年2月4日再掲)