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■ これが丸い物体に取り憑かれた男の魂の叫びなのか
どうでも良い話ですが、僕 (うっ!) は 「ルナPボール」 が好きです。 大好きです。 大大大好きです。 実はこの《ぱら☆あみ》HPを作ったのも、その半分はトピックスページの冒頭でクルクルと回る 「アニメGIFのルナPボール」 を何とか “ぜんせかい” の人々にお見せしたい…と思ったからと云っても過言ではありませんっ。
“R” 編後半が始まった時、TV画面で表情豊かに愛らしく振る舞うルナPボールを見た瞬間、僕の心はその “まるいぶったい”に奪われました。 あれは何だ! ルナPボールと云う名前だと!? おおっ、一緒にお風呂にも入れるらしい!(耐水性があるらしい…と、その日の僕の日記には、興奮した荒々しい筆跡で記述が残っている)、し…しかも、変化するぞ!?
……僕の心は日に日にルナPボールに傾き、TV画面でルナPボールが変化すると、その心は愛に変化し、画面でルナPが弾むと、その日一日、僕の心も弾みました。
あるエピソードでちびうさの台所仕事を手伝う (?) 為か、ルナPボ〜ルがエプロンを身につけると、「うふうふ、エプロンネタではお約束…、下はナニも着けてないのかな?」と色めきだち、そして、運命のあの日………、そう、ちびうさがブラックレディとなったあの瞬間、ちびうさに忠誠を誓って健気にも額の月がブラックムーンに変化したのを見て、もう自分では止められない、どす丸い欲望を感じたのです。
ルルル…ルナPボ〜ルが欲しい!
それから僕の、ルナPを求める “長い旅” が始まりました。
取りあえずはルナPボ〜ルの印刷されたカードダスやP.Pカードを収集、玩具メーカーのバンダイ社製のルナPグッズ 「不思議なルナPボール」 やちびうさドールに同梱添付のミニルナPボールは当然のこと、しまいには “S”期に発売されたピンク色の子供向けリュックサックの中に 「ルナPボールビーチボール」 があると知って即GET…などなど、一般に出回っているルナPグッズを、買い漁りました。
もちろん、ある意味で “本物” とも云える、ルナPボールの “セル画” にも、触手を延ばしました。 いわゆるセーラー戦士など “まともなキャラ” のセル画等と違い、“狙い買い”が利かないので収集には苦労しましたが (たいてい、「ゴミセル画」 「さんぎょう廃棄ブツ」 として処分されてしまうようです… (;_;)、それ系のイベントや専門店、セル画フェスティバルなどに足繁く通い、少しずつ集まって来ました。
ルナPボ〜ルのセル画と云えば、こんな事もありました。
あるグッズ専門店での事です。 友人と数人で押し掛け、あれこれと物色しておりますと、セル画ファイルの中に、ルナPのドアップ (セル一杯にルナPの顔 (^-^;) のセル画が! ところが、他のセル画には金額が入っているのにも関わらず、このドアップルナPセル画には、値段札がないのです。
「まさか、時価? 応相談なのかっ?」
僕にとっては心ときめく貴重なルナPボールセル画、しかしその店は総じて価格が高めの設定となっているので、少々たじろぎました。
「価格がないと云うことは、積極的に売りたくない… つまりは非売品に近い貴重品として見ているのではないか? だとしたら、時価・応相談な価格設定と相まって、とてつもない金額を吹っかけられるのではないか…?」と。
しかし目の前のお宝を見て、すごすごと後ずさりする訳には行きません。 頭の中で所持金と給料日までの日数の勘定を終えた僕は (もちろん、同行した友人たちのサイフの中身の予想も忘れません)、意を決して店員さんに訊ねました。
「こ・これはいくらでしょうか?」
店員は、“ギョッ” とした表情を少しも隠そうとはしませんでした。 明らかに 「この客、ただ者じゃねぇ! 見る目がありすぎやがる…」 と、舌を巻いている表情です。 僕は間髪入れず 「欲しいので売って下さい幾らですかハウマッチっ!」 と畳み込むように一気に捲し立て、相手が金額を提示せざるを得ない状況に追いやりました。 絶対に 「非売品なので…」と云えないように詰め寄ったのです。
すると店員さんは、「て…店長に聞きます」 と、見るからに激しく狼狽しつつ対応し、傍らの電話で店外の責任者にうやうやしく連絡を取りました。
そして運命の3分後…。
「100えんでいいそうです」
うっ!のガラスのピュアハート・木っ端微塵ぱりいいいぃぃぃんんっっ!!!
どうやら金額を付けるまでもないブツだったようで、その後もう一枚うさぎちゃんのセル画を買ったら、「じゃ、これはタダでいいよ」と最終的には 0えん になってしまいました。 ちなみにこの時、知人が周りに4〜5人いたのですが、「100えん」との店員さんの宣言に、爆笑が巻き起こった時の無念さは忘れられません… :(T-T):
所詮ルナP萌えなどとゆ〜、高尚な趣味を凡人が分かろうハズもないサ…。
僕はいつしか、ルナPと同時に 「ルナPを愛する気持のわかる」 “仲間”も、探し始めていました。 しかし、「亜美ちゃん萌え〜」や 「ほたちゃ!萌え萌え〜」な人なら大勢いますが、「ルナP萌え萌え〜」な人など、滅多にいません。 いつしか、「ジェダイト萌え〜」な人や 「アルテミス萌え萌え萌えッッ」な人と、虐げられた者同士の傷の嘗め合いで気を紛らわす、やさぐれ荒んだ流浪の日々を送るようになってしまいました。
しかしそんなある日、「僕もルナPボールが欲しいなぁ」と云う同じ感性の持ち主と、ある同人イベントでお会いする事が出来ました。 僕は孤独からの解放を感じ、堰を切ったようにルナPの魅力をまくし立てました。
「見つかった! 彼こそ “心友”と呼べる相手だ!!」
僕は転校したての新しいクラスで初めて手を差し伸べてくれた同級生を前にした時のような、“温かいもの”が胸にゆっくりと広がる感動を味わいました。
そして僕は待ちました。 彼の、「そうだ、それに、こんな魅力もあるぞ!」 「これから僕のうちへ来ないか?」と、乾ききった自分の心を満たしてくれる “同じルナP萌え〜な者同士”の励ましと交流の言葉を。
しかし彼は、その直後にこともなげに、冷たくこう言い放ったのです。
「ククク…、ルナPボールを手に入れて、亜美ちゃんに変化させるのさ!」
うっ!の真珠の涙・ほとばしりダム決壊ぷしゃああぁぁぁっっっ!!!
僕はすんでのところで、この裏切り者を殺して僕も死ぬっ、ええ死にますともっ……と思うところでしたが、「そんな事をして、ルナPボールが喜ぶと思うのか!」と云う、どこからかの電波を感じて、空手チョップを4〜5発お見舞いするにとどまりました。
あれから数年…。
今も僕の “ルナPボール” を求める旅は、そして “ルナPボールの好きな同士” を求める旅は、続いています。
そこの貴方、
どこかで “ルナPボール” を、見かけませんでしたか?
(うっ!:99年2月20日付)
こゆ事を書いてしまうと興ざめなんですが…(笑)。
これを読んで、同人イベントなどで 「うっ!さんもルナPボール好きなんですよね…」とか、思い詰めた真面目な表情で話しかけるのは、怖いのでやめて下さいね (^-^;)(爆)。
いや、この文章は基本的にノンフィクションで実話ばかりですし、僕がルナPボール大好きなのも事実なんですが、以前、《ぱら☆あみ》の同人誌で 「ほたるちゃんの “毛”」 とゆ〜小説モドキを書いた際、「うっ!さんも、ほたるちゃんの “毛” を探しているんですよね…(ふらぁ〜)」 とか話しかけられ、怖い思いをした事がありますもので σ(^-^;)。
んで、「いや、あれはネタですから…」と云って、「嘘つきじゃん!」とか怒られるのはもっと怖いので、一応フォローです (いやぁ、アニメファンって、いろんな人がいますからねぇ…。
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