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同人機会均等法で 「女性向き」「男性向き」表示が
原則禁止に。 混乱する同人界！
「女性向き」 「男性向き」など男女別の購入表示を原則禁止する 「男女同人機会均等法」がこの４月から施行され、対象となった同人界に混乱と波紋を広げている。
この法律は、先の見えない経済状態を背景に消費者の買い控え傾向が続く中、唯一購買意欲の旺盛なアニメ・ゲームファンに、男女の垣根なく同人作品を購入してもらうよう即効性のある景気刺激策として打ち出されたのが特徴だ。 その一方、深刻化する少子高齢化の原因の一つである若者の晩婚化傾向を睨み、とりわけ同年代平均での既婚率の低いアニメ・ゲームファンに男女の売場区別をなくし、同人イベントを “男女同人ファンの出会いの場”とする長期的な取り組みも目的とした、二段構えの対策となっている点が注目されていた。
しかし施行した政府の意図とは裏腹に、同人イベントの現場では混乱が生じ、むしろ結果は全ジャンルの販売の低下となってしまっている。
中でも深刻な影響を受けているのが、これまで 「○○向け」と言う表示を手がかりに、お目当ての同人誌を探していた同人初心者の人たち。
報告された例では、「耽美系ガンダムＷ （ヒイロ×デュオ）やおい本」を買いに来た女性が、「男女別向け表示」がなかった為に誤って 「ミンキーモモＨ本」を購入してしまったり、また 「ロリロリぷにぷにネコミミ （ややバニー）Ｈ本」を求めてイベントに訪れた男性が、「男女別向け表示」がなかったばっかりに誤って 「超耽美・政界アダコン・自○党・小沢党首 （総受け）やおい本」を買ってしまうなどし、返本を巡ってサークル・読者間で多くのトラブルが起きているらしい。 また一部のジャンルでは、あろうことか 「銀英伝パロ小説コピー本」を探しに来た女性が、前述の通り 「男女別向け表示」がない無理からぬ状況で誤って購入した 「メイドさん鬼畜ＣＧ集 CD-ROM for Windows ９５ ＆ ９８ （３大ふろく付き）」を手に、サークルスペース前で泣き崩れるという極端に悲惨な例も見つかっていると言う。
他方、この法律のもう一つの目的であった 「男女の同人作品を通じた交流」 「少子高齢化解消の為の出会い・結婚の支援・奨励」も、目論見から大きく外れる結果が、ここに来て目に付き始めている。
ある例では、間違えて 「耽美系やおい本」を購入した男性が、そのままその本を熟読した結果、突然ホモに目覚め、「一生結婚はしない。 男の世界で生きる」と宣言したり、またその様子を傍らで目撃した女性が、「耽美でもない男がやおっても見苦しいだけ。 男性に失望した。 一生独身を保つ」と断言するなど、ことごとく逆効果になっていると言う。
政府は、美少女系に勢いがなく停滞する旧男性向け作品に対する支援の為にも、施行後間もない同法の効果を暫く見守る方針だが、このような悪法は、即刻廃止するべきであろう。
次号へ続く よ〜するに 「改正・男女雇用機会均等法」のもの凄い直接的なパロな訳ですが、ちょっとアイデア倒れになってしまいましたね… （まぁ、いつものコトですが… (^-^;)
しかし “とりわけ同年代平均での既婚率の低いアニメ・ゲームファンに”…のくだりは、ちょっと笑えませんねぇ(笑）
ところで念のため一応補足しますが、別に女性同人ファンのみんながみんな 「やおいファン」で、男性同人ファンのみんながみんな 「Ｈ本ファン」だと云っている訳ではありませんので、よろしくどうぞ (^-^;) （まぁ、この方が、極端で分かり易くはありますので(笑）「《ぱら☆あみ》スポーツ第９号」
（うっ！：99年６月16日付）
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