ラ グ オ ル 探 検 隊 探 検 記 ( プ レ イ 雑 感 )
一心不乱に戦い続けた 「PSO」 … ラグオルの遠い日々よ

 

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「PSO」/ ラグオル探検に命を懸けた漢の、徒然なるまま奮戦記…。
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 ■ 僕が 「PSO」 にはまった理由は…
 
 2001年4月5日に新宿はサクラヤでドリキャス本体ともども購入した ネットワーク RPG 「PHANTASY STAR ONLINE(PSO)」(公式ホームページは こちら、公式サポートホームページは こちら です )、かれこれプレイ開始より1年以上が過ぎてしまっていますが、どっぷりとハマり込んでしまったまま、抜け出せずにおりますっ… (T0T)/
 
 我が国初の本格的な大型ネットワーク RPG として発売当時は大いに話題になりましたし、その後第5回日本ゲーム大賞を初めとした16もの賞を獲得するなど、評判著しいこのゲームですが、そうしたちまたの評価はともかく、僕がここまでのめり込んでしまったのは、既存の RPG ゲームに対して抱いていた僕の不満点を、このゲームがことごとくクリアしていたから… なんですね。
 
 話題のゲームでしたし、ネットワークゲームの礎としての一般的な評価は様々発表されていますので、それらとは別に、そうした極めて個人的な理由でのこのゲームの魅力を、ここに書いてみようと思います。

 
LIU
(C) SEGA / SONICTEAM,
2000, 2001.
□ とことん、やりこめる
 RPG というジャンルのゲームって多かれ少なかれ、“やりこんで楽しむ” って要素はつきものなんですが、例えば数ヶ月、場合によっては数年もかかってプレイする…って程のやりこみ度を持っているゲームって、最近ではほとんどないような気がします。 ここでいう数ヶ月、数年って云うスパンは、別にそれだけ時間を掛けないとクリア出来ないって意味ではもちろんなく、それだけ時間をかけてやりこみたくなる…極めたくなる…って意味なんですが、重厚長大ゲームが敬遠されつつある時代背景の中、あっさり派はあっさりと、じっくり派はじっくりと、取り組む事が出来るようなゲームシステムはとても新鮮に思えます。
 
 やりこめる…って理由に関連して、自分の分身たるキャラクターの育成 (装備品の充実を含む)の楽しさが、このゲームの最大の楽しみの一つでしょう。 手塩に掛けて育て上げたキャラがどんどん強く、かっこよくなって行く、そうしたキャラを自分以外の仲間や色々な人たちに見せ、自慢出来る…。 やりこみ派ゲーマーの自己顕示欲の発露の場として、これほど打ってつけのステージもありません(笑)。
 
 RPG や SLG ゲームをやると、ゲームクリアはそっちのけ、“最強のセーブデータを作りたくなる” 人は多いと思いますが、この 「PSO」 は、そうした意欲が湧くゲームとしては僕がこれまで出会ったゲームの中でも1、2を争う出来になっていますね。 初心者に優しい作りであるに関わらず、です。
 
 僕は初期 Version からのプレイでしたが、後に現行の Ver.2 が発売された際、愛用のキャラ達を連れてこれた (セーブデータの引き継ぎが出来た) のは、何よりの喜びでした。 海外のこの手のゲームでは、基本的にエンドレスで楽しめるような作り・フォローがされているものが多いので、当初から期待していたんですが、こうした点も、やりこみ派にとっては非常な魅力でしたね。
 
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□ アクション RPG である
 これはもう完全に僕個人の好みの問題になりますが (^-^;)、一般的な RPG が採用している戦闘時での “コマンド選択ターン制” より、直接武器を手にとって、エネミーをざくざく斬って行くアクション戦闘制の方が、爽快感があり、やっていて楽しいと云うのがあります。 キャラクターのパラメータ的成長の他に、プレイヤーのスキル的成長も楽しめますし、例えばネットワーク上で知り合った他のプレイヤーの華麗な技に惚れ惚れとする…なんて、楽しみ方もありうる訳ですし。 これは、冒険世界の出来事としては、かなり魅力的なシチュエーションです。
 
 どのエネミーにどんな種類・属性の武器を使うか…的な戦略性と同時に、肉弾による反射神経の鍛錬も求められる…ってのは、宇宙を舞台にしながらも、大剣やら斧やら鎌やらを振り回すこのゲームの世界観に、よく合致している戦闘システムだと思います。 またいわゆる対戦格闘ゲームほど、コマンドにシビアさが要求されないってのも、ヌルゲーマーの僕には打ってつけです。 もっとも、多人数がリアルタイムでゲーム参加するオンラインゲームでは、あまり他の選択肢はなかったんでしょうけどね(笑)。
 
□ 余計な演出がない
 RPG である以上、プレイヤーが解くべき謎や進めて行くべきストーリーは、もちろんあります。 でもそれは、別に解かなくても進めなくても良いってのは、わがままプレイヤーの僕にとって非常に魅力的です。 大作 RPG にありがちな、好みでないストーリーに付随した延々たるムービー演出につき合うのは、僕にとってこれまで非常な苦痛でしたが、「PSO」 には、そんなものは存在しないのです (妙なムービーが存在しない反面普段のプレイ画面は、そうしたムービー的演出自体、自分自身で行えるがごとく、それはもう丁寧に描写されています)。
 
 「RPG を楽しむと云う事は、その世界観を楽しむと云う事だ」 てな意見に全く反対はしませんが、その世界で自分が果たすべき役割とその手順、方法まで、いちいち細かく決められてしまうのはごめんです。 「自由型 RPG」を謳っていながら、実際は選択肢がやたら増えただけの自由型風 RPG ばかりと嘆いていましたが、その点 「PSO」 は、かなり自由度が高い RPG だと云えると思います。
 
□ 余計なやり直しの必要がない
  これまた非常に個人的な理由なんですが、例えばキャラがレベルアップする時、HP やら攻撃力やらの各種パラメータも同時にアップしますが、これが “不規則、ランダムな数値”で起きるゲームがかなりあります。 それ自体は、まぁゲームに不確定要素を与えプレイヤーを飽きさせない一つの試みではあると思うのですが、上記のごとく 「最強のセーブデータを作る」 事に命を懸けている僕のようなプレイヤーですと、レベルが上がりきった時に上がりきっていないパラメータが存在するのは、ちょっと許せないのですね (^-^;)
 
 最終的にマックスレベル時に全てが上限に達するのであれば、途中経過自体は全然問題ないんです。 しかし某ゲームではそれもなく、完全に運まかせ。 仕方なくレベルアップ直後はいつもパラメータ確認、だめならリセット、を繰り返していました。
 
 「PSO」 では、少なくともオンラインプレイでは、チームメイト(生身の人間です)もいますし、勝手に1人だけリセットする訳には行きません (リセット行為自体禁じていますが、まぁ当然ですね)。 パラメータの上がり方にも、多少の運的要素はあるようですが、しかしそれをフォローする手だても、ちゃんと用意されているんですね (マテリアルなど)。 また、そう簡単にマックスレベルに達しないってのも、キャラ成長をいつまでも楽しめるって点では非常に嬉しいです。
 
 まぁ、マテリアルの存在や現実的にマックスに達するのはほぼ不可能なレベル設定については、様々な否定的意見もあります。 でも僕にとっては、これまで RPG をやってきて不満に思っていたところを全てクリアしてくれた、とても魅力的なシステムだと思っています (マテなんかは、それなりに自主規制して使えばいいんですし)。
 
□ でもバトルモードの Disconnected 記録はイヤだなぁ
  ちょっとだけミソをつけると、バトルモード時での Disconnected (接続回線切断) 回数記録・表示は、困りますね… (-_-;)。 4人対戦でビリになってしまったとして、その不名誉な記録が残るのは、まぁ結果は結果なんで仕方ないのですが、 不慮の回線切断は自分の責任じゃないですからねぇ。 そもそもビリ記録はロビーで頭上に表示される訳ではなく自分だけの秘密ですがw (1位取得回数記録のみ表示)、この回線切断回数はしっかり表示されるので、なんか微妙にイヤな気分です。
 
 まぁ気にならない人はならないんでしょうけど、ついたら最後、二度と取り消しも出来ないし、「不名誉な記録を残したくなくて回線切断したんじゃないか」 と思われるのかな、とか、ちょっと考えてしまいます… (まぁうちは、レベルの高い主力キャラ2名にこの記録が1回ずつついてしまったので諦めもつきましたが、以来、バトルはやりたくなくなりました…つか、不慮の回線切断を理解しているプレイヤーでも、1位記録が 20回や 30回で回線切断回数だけ何度もある人を見たら、自分の回線が安定している場合、「よほど下手なんだろうな」 と思いますわなw)。 バトルモードやって、初めて Disconnected がついた人はみんなショックを受けるようですが、うちもかなりダメージでかかったです… (;_;)
 
 という訳で…。
 
 こんなホームページのこんな文章を読んで下さる方は、きっと僕と同じく 「PSO」 にはまり込んでいらっしゃるはず。 僕の感じている魅力以上のものを見つけ、惚れ込んでいる方も多いでしょう。 同じ意見の方は多いと思いますが、そうした 「同じゲームを愛する人々」 の存在こそが、これまでのゲームにはない、本格的ネットワークゲームの最大の魅力でしょう。 システムやグラフィックの素晴らしさ、音楽の出来の良さも大切ですが、なにより、素晴らしい仲間に出会える舞台装置としての出来の良さが、このゲーム最大の魅力です。
 
 なにはともあれ、これほど素晴らしいゲームに出会えた事を、照れずに素直に感謝したいと思います。
 このページで使用されている画像は(株)ソニックチームの許諾を得て、ドリームキャスト用ゲーム 「ファンタシースターオンライン Ver.2」よりキャプチャーしたものです。 配布や再掲載は禁止されています。

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