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「PSO」/ ラグオル探検に命を懸けた漢の、徒然なるまま奮戦記…。 |
ネットワークゲームはいつでも世界と繋がっています。 世界5ヶ国語対応ワードセレクトシステムを搭載、アメリカ・ヨーロッパでも発売された我らが 「PSO」ですから 、その舞台ラグオルには、欧米を中心とした世界中のハンターがいつも集っています。
まぁ日本の RPG は欧米のファンになかなか受け入れられないものですし、「JP」 「US」 「EU」と3つある国籍別のシップ群でも (Dreamcast 版サーバ)、やはり圧倒的に 「JP」に人が集まり、また日本人が桁ハズレに多いのは仕方のないところ。 でも、少なくとも海外の人と一緒に「ゲームを楽しむ」なんて行為は、僕にとっては 「PSO」が初めてだったので、ごくたまに出会う外人さんに感心したり戸惑ったり、ちょっと面白い経験をさせてもらっているな…ってな喜びは、ありますね。
僕が初めて、そして本格的に外人さんと出会ったのは、知人4〜5人で朝方にロビーチャットをしている時、でした。 暇だったのでみんなして “合体 (キャラクター同士を重ね合わせて千手観音状態に)” していた時でしたが、誰かがローマ字日本語で話しかけてきます。 4〜5人で合体しつつのチャットですから、かなり異様な光景だったと思いますし、そんな状態で話しかけてくるとすれば、知り合いか命知らずの外人さんと相場は決まっています。 この時は予想通り?、外人さんでした。 | (C) SEGA / SONICTEAM, 2000, 2001. |
外人さんと云えば、愛用キャラを NOL に書き換えたりする不正迷惑ユーザや、クレクレ君みたいなやっぱり迷惑なユーザが多いとなんとなく思っていたのでたじろぎました■ 「RED POLE ONLY !!」 を連呼…伝わらないもどかしさが (^-^;)、 この方はごく普通にコミュニケーションを図りたいと思ってロビー間を移動されている方のようで、こっちは片言の英語、向こうもやっぱり片言の英語…と日本語を使って、いろいろとお話してくれました (ちなみにフランスの方でした)。
和製 RPG をプレイして日本人の固まりに話しかけてくるくらいですから、日本に詳しく親近感を持ってらっしゃる方で、北斗の拳のケンシロウの真似とかしてくれました。 こちらは日本の最新ゲーム事情をお話したりして、一風変わった緊張感を味わえた楽しい朝になりましたね。
そういやチャレンジモードをやろうと当時のチャレロビー (US 14-11) へと。 入ろうとしたら人数一杯で入れず、「US」をうろうろしていたらまわりが外人さんだらけになってたって時もありました。 外人さんに囲まれる事自体は別に珍しくはありませんが、この時は何故か、皆みな話しかけてきて、おまけにやたらフレンドリー。 僕はこの時、現在のハンドルと同じ 「SAKURASAKI」 って名前のキャラ (写真右上) だったんですが、
「SAKURASAKI SAN OHAYOU」
「OHAYOU SAKURASAKI SAN」
…とかローマ字日本語での挨拶の連打 (おまけにおはよう…って、こっちの時差も考えてくれているのねん…)。 何か反応せねば!…と思いつつも二の句が継げず、パニックになった事もありました (情けない…)。
まぁイイコトばかりじゃないのは世の常。 実際、外人さんの不正迷惑ユーザにイタズラされてキャラを消された…なんて人は、もう二度と外人と一緒にプレイするのは御免だ! と思うでしょうし、チャレンジ関係で 「US」 あたりをうろついていると、「JAP Go Home !!」 とか叫んでくる外人さんも少なくありません。 こゆ人たちは論外ですが、ただ僕の場合は、あんまり非道い目に遭った事もないので、それ程悪い印象は持ってないのですが…。
現在はメンテナンスやサーバの転用などをきっかけに、メインは JP/ 1−11 に移ったチャレロビですが、ちょっと前までは、「US」の14-11 がそう呼ばれていて賑わっていた時期がありました(今でも人は多いです(笑)。 場所が 「US」だっただけに、チャレンジモードでの外人さん参加率は、他で素潜りしている時とは比べモノにならない程高くなっていますね。 まぁ日本人のいる場所でないと、メンバーが揃わない…ってな事情もあるんでしょうけど。
失敗が許されない雰囲気がどこかにあるチャレンジモード…やはりここでは、上手くコミュニケーションがつかなかったり、あるいはあまりに日本人とはプレイスタイルが違いすぎ上手く連携が図れない為か、外人さんを敬遠する傾向が強いですね。 チャレ部屋では一般に、どのステージから始めるのか分かり易いよう、部屋名称に 「C8」なんてつけますが、「C蜂」といった外国人には分かりづらい形で掲げる人が半分以上を占めている状況を見ると、やはり皆さん、外人さんとのプレイでは苦労しているんだなぁ…と実体験を踏まえて思ってしまいますね。
例えばスイッチ一つ、ルートの分岐一つ、とっさにこれを、日本語を使わずに上手く相手に伝えるのは至難の業です。 相手が道を覚えていたり、あるいはチャレ慣れしている人なら別ですが、完全に初心者さんだったりした場合は、その苦労は並大抵のものではないでしょう。 C6の最後、ボルオプト戦で、かまわず青柱や壁を攻撃しまくって反撃を誘っている外人さんに、「RED POLE ONLY !!」…と連呼したのは、僕だけではないはずです… (^-^;)。
他にも、自分が GET したアイテムは絶対に出さないとか (ロボボでフルイドかかえてどうするんじゃ〜みたいな)、自分は出さないクセに、人からメイトだのマテだの武器だのを貰うのは当たり前の人が多いとか、何もこゆ人は外人さんに限った話ではないんですが、上手く文句も云えない相手だけに、イライラが募るのも分かります。 素潜りと違い、互いの協力がより必要とされるモードだけに、一層歯がゆく感じてしまいますね。
せっかくのワールドワイドなオンラインゲーム、しかもシステム的にもある程度のバックアップがされているんですから、上手くコミュニケーションを図って、一緒に楽しんで行きたいものですよね…。
・ | このページで使用されている画像は(株)ソニックチームの許諾を得て、ドリームキャスト用ゲーム 「ファンタシースターオンライン Ver.2」よりキャプチャーしたものです。 配布や再掲載は禁止されています。 |