ラ グ オ ル 探 検 隊 探 検 記 ( プ レ イ 雑 感 )
一心不乱に戦い続けた 「PSO」 … ラグオルの遠い日々よ

 

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「PSO」/ ラグオル探検に命を懸けた漢の、徒然なるまま奮戦記…。
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 ■ 「PSO」 は “釣り” である
 ずっと前から 「一緒にやれるオンラインゲームが欲しいね」…と話していた友人に 「PSO」 を強力プッシュ。 Dreamcast 本体とソフトを買わせ、ついでにキーボも買わせて引きずり込んだまではよかったものの、僅か2ヶ月半程で、ぷいっと引退されてしまいました。 もともとアクション系の RPG が苦手な人ではあったんですが、やめる直接の動機は、「ゲームが単調で飽きた…」 からだと云うのは、う〜ん その通り、…と云うか、100%当たっているので、どうにも引き留められませんでした… (^-^;)。
 僕は、「PSO」は、魚釣りに近いゲームだと思っています。 レアを頑張って釣り上げる…その為に様々な工夫をしてみる…っていう一面も確かに似てはいるのですが、それだけではなく、直接的な釣果を求めない釣りの為の釣り、思索の為の釣り、例えば日曜の昼っぱらに釣れるでも釣れないでもない、どうでもいいような川で釣り糸を垂らしている中年のおっさん的楽しみがある点が、酷似しているように感じます。
 
 オンラインで仲間と一緒に冒険している時には、釣り仲間と一緒に釣り船をチャーターして数を競うような、スポーツフィッシングのような高揚感がありますし、チャレンジモードの緊張感は心地よいものです。 しかしオフラインでエリアを周回している時なんかにはそれはなく、もう淡々と淡々と、ゲームは進行してゆきます。

 
LIU
(C) SEGA / SONICTEAM, 2000, 2001.
 初めてそのエリアに到達、キャラレベル的にもかなり辛い…てな状況ならともかく、ある程度のレベルになってある程度の武器・防具とプレイヤースキルを身につけると、もはやエネミーを見ているようで見ていなく、ほとんど無意識で反射的に手が動き、頭の中はゲームとは全然別の事を考えている場合が少なくありません。
 
 頭の中では、
 
 「あ〜あ、今度の月曜、企画書出さなきゃ…通るかなぁ…」
 
 とか、
 
 「川島君、残業押しつけられてイヤな顔してたなぁ…明日フォローしなきゃ…」
 
 とか (川島君て誰だよ…)
で、ごくごくたまに竿に当たりがあり、
 
 「おお、SP、何かな…」
 「ぬ、洞窟 25 のピックかぁ…キャッチ&リリース…」
 
 …てな塩梅で、これってまさに、大人の為の釣りの醍醐味そのもの…なんじゃないでしょうか(笑)。 釣りはむしろ短気な人に合っているといいますが、この点でも 「PSO」 は、なんとなく似ていると思います…。
 
 もちろん、釣りは大人の為だけのものではありません。 男だったら少年の頃、誰でも1度は釣りに憧れるものでしょうけど、若い時はとにかく釣果が全て、何が釣れたのか、どのくらいの大物なのか、短時間に何匹釣れたのか、そしてそれは友達の誰それより多いのか…がとにかく重要になる場合が多いような気がします。
 
 その点でも、レア自力 GET にこだわったり、自力 GET に誇りを感じたり、またレアに限りない熱いロマンを感じる少年の心に近いものを 「釣り」 と 「PSO」 との間に感じ取ります。 だらだらと考え事をしながら周回を重ねていても、これは! と呼べるものが出た時の感動と興奮は、いつでも自分を少年に帰してくれますしね。
 
 「PSO」 はもはやゲームの範疇を越え、人によっては釣りと同様、それ自体が趣味だと言い切れる存在になってきている気がします。 僕も、「趣味はゲームで、「PSO」 にはまってます」 って云うより、「趣味は 「PSO」 です」 って云った方が、なにやら自分のニュアンスに近いような気がします。 「PSO」 以外のゲーム、全然やってませんしね、今や。 っていうか、「PSO」 購入時に一緒に買った PlayStation 用ゲームもあったんですが、それは開封すらしてませんし…。 終わってますね… (^-^;)。
 
 「あたしの青春を返して頂戴!」…、そう声を大にしてソニチには訴えたいでしっ! (はぁ?)。
 このページで使用されている画像は(株)ソニックチームの許諾を得て、ドリームキャスト用ゲーム 「ファンタシースターオンライン Ver.2」よりキャプチャーしたものです。 配布や再掲載は禁止されています。

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