同人用語の基礎知識

コミケ雲

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押し寄せる漢どもの熱気が雲を呼ぶ、雷を呼ぶ、嵐を呼ぶ!

 「コミケ雲」 とは、コミックマーケット の会場でしばしば目撃される超常現象のことです。

 「雲」 というのは文字通り、空に浮かぶ 「雲」(Cloud) のことですが、これがコミケを開催中の イベント会場 の建物の中 (天井付近) に現れます。 「晴海雲」「有明雲」 などと呼ぶこともあります。

コミケ雲発生のメカニズム  発生のメカニズムとしては次の通りとなります。 まず大勢の同人関係者が詰め掛けたことにより、それらの人たちが大量にかく 「汗」 が膨大な水蒸気となって発散。 それがそのまま熱気で空気と一緒に上昇し、会場の天井付近で建物に設置されたエアコン (クーラー) の冷風によって冷やされ凝結、水滴化して、文字通りもくもくと雲になる状態を指します。

 大空に浮かぶ実際の雲も、しめった空気が上昇し、上空で冷えてチリなどを核として水蒸気が凝結して発生しますから、まさしくコミケ会場は地球 環境 シミュレーター、小さな地球 (テラ) 状態、ボクらの宇宙船地球号だと云えるでしょう。 なおこうした現象全体を コミケ気象 と呼ぶ場合もあります。

晴海時代に発生…有明でも目撃例が多数の 「コミケ雲」

 最初に 「コミケ雲」 が目撃、観測されたのは 晴海・東京国際見本市会場 で開催されていた 「晴海時代」 のコミケで、会場の中がもやっているような感じ、薄く霧がかかっているような、サウナ風呂の中のような状態になります。 発生時期としては当然に夏場が多いようですが、コミケ 最終日 (男性向けエロ同人) ともなると、冬だろうが何だろうが もくもくと発生してしまうようです。

 当初は、会場のキャパが小さく、また天井の低い晴海特有の現象とも云われていましたが (入道雲のようにせりあがった、雨が降った (オタ汁、コミケ雨 とも)、雷鳴が轟いた (混雑する会場内で参加者の服が触れ合い静電気を帯び蓄積したとも) との伝説あり)、有明のような巨大な会場でもしばしば目撃されているようで (ビッグサイトは屋根が高いので、見上げないと分からなかったりします)、ある種の名物のような感じになっています。 メガネなどを掛けていたら、自分自身の熱気でレンズの内側が、「コミケ雲」 で外側が、それぞれ曇って真っ白になってしまったりもあります。

 ちなみに実際に右上のような 「コミケ雲 発生のメカニズム」 を考えた場合、実際はエアコンの風量の関係で 「もや」 がかかるにしても、「雲の発生」 とまでは云えないだろう…ってのがわりと大方の意見ですし、面白みのある都市伝説、ネタ 話として、噂話が一人歩きしてる部分もあります。 実際に会場に訪れて、自分の目で実在するのかどうか、確かめるのが一番でしょう。

 なお 男津波コミケマリモ と呼ばれる大自然の驚異も目撃されているようです…。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2000年2月20日)
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