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健康で元気はつらつ! スポーツものでは破壊力抜群の 「日焼け」

 「日焼け」 とは、太陽の紫外線を浴びることにより、人や物の表面に変化が生じることです。 人間の場合は皮膚が赤くなる状態 (サンバーン/ 皮膚の火傷) と、その後黒くなる (サンタン/ 紫外線を防ぐために皮膚のメラニン色素が増えて色素沈着し 肌色 が黒くなる) の2つをあわせてこう呼びます。

 サンバーン症状はすぐに現れ、酷くなると皮膚の表面が脱落 (皮がむける) したり火脹れが生じます (熱傷)。 サンタンは数日経ってから症状が現れ、その後も紫外線を繰り返し浴びることで段階的に徐々に黒さが増していき、日本人ならば個人差はあるものの、おおむね肌色から茶色、褐色、黒へと近づきます。 一度黒くなると数週間から数か月その状態が続きます。 また肌にシミやくすみを生じたり、肌の劣化の促進 (いわゆる肌年齢の促進) が進みます (これは紫外線以外にも乾燥や摩擦、血行不良や生活の乱れ、加齢なども原因になっています)。

 夏休みに遊びすぎるなどで一度真っ黒になったとしても、時とともに徐々に元の色に戻っていきますが、シミなどは残ったり後年発生する原因にもなったり、過度の紫外線暴露は皮膚がんのリスク増加にもつながります。 一方で体内では生産できず食品からの 摂取 も限られるビタミンD (健康的な肝臓や腎臓に必須) の生成は肌に紫外線を浴びることで行われるため、ある程度の日光浴は健康のためにも必要なものとされます。

褐色肌と日焼け跡

 もっぱら肌が黒くなるサンタン状態を 「日焼け肌」 とも呼びます。 創作物、とくに モノクロ で描写される マンガ の場合、肌の色の微妙な違いを表現できず、そのまま真っ白か、カケアミや スクリーントーン、ベタ塗りなどによる日焼け描写かの二種類になります。 カラーで描かれると微妙な肌の色の違いが鮮明になったりもしますが、ちょっとした日焼けはモノクロでは無視されがちで、逆に云うとスクリーントーンなどを使ってあえて肌の色が黒いことを描写する キャラ には、それがわざわざ表現する必要があるほどの重要な個性となっていると考えて良いでしょう。

 日焼けには、野外で健康的に過ごす活発で元気で明るい性格を連想しますし、とりわけスポーツものの作品やキャラなどとは相性が良く、ヒロイン にそれあるとより破壊力が高まる 萌え要素認知 されています。 こうした日焼けに 萌え を感じるのは単に異性などに対する好みの問題という部分が大きいのですが、こと エロ に関しては、日焼けそのものより 「日焼け跡」 の視覚的効果の高さもあるのは見逃せません。 これは生まれつき肌の色が濃い色黒・褐色キャラにはない、日焼け肌特有のものとなります。

 日焼け跡は 着衣 から 露出 した部分が日に焼け、隠れていた部分はそのままとなって、その違いがコントラストとなっている状態のことです。 例えばTシャツを着て日焼けすると胴の部分は白いままで顔や首回り、二の腕の中ほどあたりから下だけが黒くなります (いわゆる土方焼け)。 これが 水着 の日焼け跡となると、水着で隠している部分 (女性なら胸や下半身といった性器) が白く浮かび上がることになります。 これは隠したいところ、恥ずかしいところだけが際立つ状態であり、そこに健康美と淫靡さの両立を感じて云い知れない興奮を覚えるという人は少なくありません。

 また性器は見えないものの、スクール水着 の日焼け跡が残る身体に 肌色面積 の多い ビキニ水着 などを身に着けると、そこにいつもと違う魅力や淫靡さ、人間の生き物らしさを感じてグッとくる部分もあります。 これらは、夏や海を お題テーマ にした 季節絵 などでは 定番ネタ でもあります。 さらに砂浜あたりに カニさん まで出てきたら完璧です。

 なお人以外の日焼けでは、書籍や ポスター、看板、日用品といった 着色・印刷 されたものの退色や、紙やプラスチック類の変色 (黄ばみ) がそう呼ばれます (紫外線焼け)。 紫外線を浴びなければある程度は日焼けによる劣化を防ぐこともできますが、太陽光以外にも白熱灯や紫外線といった証明器具も微量ながら紫外線を発するので、完全に防ぐのは難しいでしょう。 また農作物や植物全般が猛暑などによって痛むことは日焼けの他、水分不足や土壌の高温化も含めて高温障害と呼びます。 強烈な直射日光は人間にも辛いものですが、鉢植えの観葉植物などにも厳しいものとなりますので、育てている人は気をつける必要があります (あたしはいくつもダメにしています…ごめんなさい)。

アウトドアスポーツの普及と仕事焼け・レジャー焼け・部活焼け

 ひと昔前までは、日本人の多くが農業や漁業といった野外作業に従事しており、褐色の肌も珍しいものではありませんでしたし、浅黒・地黒といった元々メラニン色素の多い人が一定数存在することもあり、日焼けや褐色肌は日常のものでもありました。 しかし時代を経るごとに屋内労働者が増えたり紫外線による肌への悪影響を避けるための工夫がされるようになって、日焼けに対する意識も変わってきています。 とくに成年女性にとっては美白といった言葉があるように白い肌が好まれる傾向があるので、紫外線が強くなる春から夏にかけての日焼け止め対策は必須のものになりつつあります。

 一方で褐色に焼けた肌は元気で健康的なイメージもあり、子供については今でも 「元気いっぱいに外で遊んだ勲章」 のようなイメージがあります。 逆に男の子で真っ白な肌はもやしっ子などと呼ばれ揶揄の対象になることもあります。 男性の日焼けについては逞しさ、精悍さ、野性味といった ポジティブ なイメージ (逆に遊び人みたいな印象にもなりますが) があり、海などで自然な日焼けができない場合は、日焼けサロンといった紫外線照射装置を用いた人工的な日焼けを好んで行う人もいます (女性利用者もいますが、数は多くない印象です)。

 とくに1970年代から夏はサーフィン、冬はスキー (サーフアンドスノー) といったアウトドア志向のレジャーがブームになり、それを含めた文化が広がると、それまでの野外作業従事による日焼けとレジャーによるそれとを区別する考え方も生じます。 これらは仕事焼け (あるいは農業焼けとか土方焼け (顔や首、腕など、衣服から露出した部分だけが黒い) とレジャー焼け (サーフィン焼け/ 水着で隠れる部分以外がまんべんなく焼けている・スキー焼け/ ゴーグルで隠れる目の周り以外の顔が焼けている) と呼んだりします (生徒の場合は部活焼けとかも)。

 日焼けに対する考え方は人それぞれです。 生まれつきの肌の色も人によって異なりますし、子供のころは真っ黒に日焼けするのが誇らしいと感じられても、大人になり年をとってくると日焼けは避けたいという人もいます。 日本の場合、白人や黒人が日常にほとんどおらず、肌の色で人種や民族を分ける考え方に乏しい時代が長かったこともあり、欧米と比べても独特の日焼け観があると云っても良いかもしれません。 これは黄色人種は日焼けによる肌の色の変化や個人差が大きいことと関連している部分もあるのでしょう。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2005年2月21日/ 項目を分離しました)
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