おくち 「くちゅくちゅ」 モンダミン…ではないな、これは
「くちゅくちゅ」(クチュクチュ) とは、エロチック な マンガ や読み物などで頻繁に登場する、女性のアソコが濡れたり、そこに指を入れて弄ったり愛撫したりの際の擬音、そこから転じた擬態語、動詞化された言葉です。 しばしば、「くちゅくちゅ♥」 などと語尾にハートマークがついたり、「くちゅくちゅくちゅ」 と3連発で記述したりもします。
18禁 なエロマンガなどでは 定番中の定番 表現ですが、もっぱら ロリコン 的な 作品 でその出現頻度が高い表現で、そうした擬音がやたら出てくるマンガは、「くちゅくちゅマンガ」(ロリコン誌 の一部で呼称) などと呼ぶ場合もあります。 またやたらこの擬音を使う人は、星人 を接尾して 「くちゅくちゅ星人」 などと呼んだり、そうした行為をすることを、「くちゅくちゅする」 などと表現する場合もあります。
なお 「くちゅくちゅ」 した結果生じる女の子のあえぎ声 「あっ」 をくっつけて、「くちゅくちゅ あっ あっ」 と表記する場合もあります。 いずれも意味はだいたい同じです。
ちょっと表現を変えただけなのに、グンとエロな感じに…ふしぎ!
びっしょりと濡れた状態、しとど濡れてぬかるんだ様を表す擬音や擬態で 「グチョグチョ」「ヌチョヌチョ」 のような表現はおなじみです。 これらの言葉に比べると、「くちゅくちゅ」「くちょくちょ」 は淫靡に濡れながらもちょっと 「可愛らしい」 感じです。 カタカナから平仮名になっていること、濁点がついた濁った音がないからでしょうが、マンガなどでは丸い吹き出しに書き文字のような形で入れるなど、さらに 「可愛い感じ」 を押し出しているパターンもあります。
ただし 「くちゅくちゅ」 の場合、他の擬音に比べ出現頻度が異常に高く (マンガの1つのコマに、何度も何度もでてくる、さらにそれが連続したコマで繰り返し執拗に出てきたりします)、その点で 「淫靡さ」 を際立たせてもいます。 キュートでプリティだけど、ものすごくいやらしい…という訳ですね。
1980年代、ロリコンブームと共に大流行した 「くちゅくちゅ」
こうした表現がいつ頃から登場したのかは諸説ありますが (単発的に 「くちゅくちゅ」 が登場したものまで含めると、結構な歴史がありそうです)、同人 界隈、おたく 界隈で強く認識され、やたらと登場するようになったのは、1980年代初頭頃からでしょうか。
とりわけ 1979年に劇画でデビュー、その後 アニメ誌 「月刊OUT」(月刊アウト/ みのり書房/ 1977年5月〜1995年5月) を経て 「ロリコン誌」 や 美少女コミック誌 などでも活躍し、「ロリコンマンガの王様」「おむつマンガの帝王」 などとも呼ばれるマンガ家の内山亜紀さんの活躍からでしょうか。 筆者 も 「単なる擬音のひとつ」 としてではなく、特別な存在感を持った言葉として 「くちゅくちゅ」 を意識したのは、この時代の内山亜紀さんの作品からでした。
なお 「くちゅくちゅ」 と親和性の非常に高いと思われる擬音、擬態語に、女の子のアソコを指で広げる くぱぁ♥ なんてのもあります。 この言葉も古い言葉ですが、2000年代になって、ネット を中心に大流行しているようです。
最近では、人気エロ漫画家、同人サークル 「おねして」 が 主催 の 「おかのはじめ」 さんとセットで語られる場合も多いようです。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック
