同人用語の基礎知識

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偉いわけでも強いわけでもない小間使い… 「代表」

 「代表」 とは、何かの組織、団体、企画や催しを代表する人物、責任者や意思決定者のことです。

 例えば 同人 の世界の 同人サークルFC の場合、そのサークルを立ち上げたり 運営 管理を行っている人、責任者ということになります。 「主催者」 とも呼びます (ただし意味はちょっと違います)。 他には ボス なんてのもお馴染みでしょうか。

 「代表」 や 「主催者」 ではない人、その他の人の場合は 「参加者」 とか 「サークルメンバー」「サークル員」 などと呼びます。 また コスプレ をメインに活動している集まりでは、「チーム」 と云う呼び方をしている場合がありますが、この場合、主催者や代表の他に 「リーダー」 などと呼んだり、ゲーム の集まりの場合には 「マスター」、ネット の集まりでは 「管理人」「ウェブマスター」 などと呼ぶ場合もあります。

イベントへの参加の担当者、窓口としての代表

 通常、「代表」 や 「主催者」 は、一つのサークルにつき1人だけですが、共同代表や 共催 責任者として、複数人いる場合もあります。 うち 「代表」 については、主催者とはまた別に存在する場合もあります。 個別の参加する 同人イベント ごとに、そのイベントの担当となって申込の手続き等をする人を、「代表」 として立てる場合ですね。

 例えばサークルの主催者がAさんで、同人誌 を作るなどのサークルの制作活動をそのAさんがメインで行っていながら、別のBさんが、コミケ などのイベント参加のための手続きを代表として行っているなんてケースとなります。 イベントへの申し込みには 「代表者」 として本名や郵便物が届く日本国内の住所などが必要ですが、主催者が海外在住で郵便物を受け取ることができない (ただしイベント当日は帰国して参加できる) などという場合に、国内にいるサークルメンバーをイベント申込の代表として立てるなんて感じです。 単にお金の管理をする人、会計係を 「代表」 とする場合もあります (手続き等で便利なため)。

 なお複数人が参加しておらず、たった一人の 同人作家 で作られているサークル (いわゆる 個人サークル) の場合でも、便宜上 「代表」 と呼びます。 これはコミケなどの黎明期、大学などの漫研 (漫画研究会) の 「同好会」「サークル活動」 が参加者に多かったので、その名残となっています。 意味としては単なる 「申込者」 なのですが、かつては 「代表者」 がそれを行っていたので、そのまま名称が残っているのですね。 したがって大半の同人イベントでは、「同人作家個人の参加」 ではなく、あくまで 「同人サークルの参加」、申込者はその代表、という書類上の形式をとります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 1999年3月18日)
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