立派な先輩であらせられるぞ−−−っ!! 「ごっつい」
「ごっつい」 あるいはその略である 「ごっつ」 とは、主に関西や西日本方面で 「すごい」「とっても」「さすがだ」「ハンパじゃない (パネェ)」「えげつない」 といった意味で使われる方言のひとつです。 中心となって使われるのは近畿圏ですが、淡路島や香川・徳島といった四国の一部でもおおむね同様の意味で用いられます。
言葉そのものは関西弁として認識されますが、関西のお笑い芸人による同様の使われ方や、関西ヤクザ・任侠らを扱う映画のセリフなどを通じて他の地域でも不良・ヤンキー用語として同様の意味で使われます。
なお固くてゴツゴツとした様、重装備で堅牢、いかつい、大きい、強いといった意味の使われ方もされます。 この場合は 「ごっつい」 ではなく 「ごつい」 という言い回しが一般的ですが、その強調表現として 「ごっつい」 が使われるようになった部分もあるのでしょう。 また新潟の一部では 「ごちそう」 の意味で 「ごっつ」 を使うケースもありますが、こちらはここでいう 「ごっつ」 との関連はなさそうです。
「ごっつい ごっつい ごっつぃのぅ」 江戸川先輩のインパクト
とくにこの言葉や フレーズ を全国区にする上で重要な役割を果たしたもののひとつに、週刊少年ジャンプで1985年から連載された人気 マンガ・アニメ 「魁!!男塾」 の登場人物の一人、二号生筆頭代理の江戸川先輩がいます。 同作の序盤、ギャグ要素の強い時期に登場した 脇役 の一人で、口癖のように 「ごっついのぅ」 を使い、特技の必殺顔面返し (筋肉で無理やり作った穏やかな笑顔から憤怒の顔に変わる) ともども、出番の少なさのわりに非常にインパクトの強いキャラとなっています。
ある意味でこの 作品 全体を示すセリフのひとつでもあり、ファン の間では彼のセリフを真似て 「ごっついのぅ」「ごっつい ごっつい ごっつぃのぅ」「ごつく楽しもうではないか」 などと使われたりもします。
お笑い番組で云えば、1991年から1997年までレギュラー放映され、その後もスペシャル番組 (特番) の 枠 で何度も放映された人気バラエティ 「ダウンタウンのごっつええ感じ」(ごっつ) の存在もあります。 ごっついという言い回しはそれ以外でもされていましたが、番組名になったことでさらに 認知 を高めた存在といって良いでしょう。
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