同人用語の基礎知識

祈念絵

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描けば出る…魂を込めた 「祈念絵」

 「祈念絵」 とは、何らかの願掛けを目的に描かれる イラスト のことです。  「願掛けイラスト」 とも呼びます。

 よくあるケースでは、ネトゲガチャ推しキャラ がどうしても出ない、何度マップを 周回 しても欲しい レアアイテム がドロップしない時などに、「出ますように」 と祈念して描くものとなります。 絵のモチーフは、当然欲しいキャラや アイテム (を 装備 した推しキャラ) などとなります。

 またガチャに 新規 キャラやカードが追加されたり、新規アイテムが手に入るマップの新規実装などがおおむね ゲーム における期間 限定イベント に合わせて行われることが多いため、「イベント絵」 の一種と認識される場合もあります。

 願掛けのための絵は神社に奉納する絵馬などに、家内安全や商売繁盛、受験や恋愛の成就を願って描かれるものなどが昔からあり、歴史も古いものです。 もっと云えば、洞窟の壁画などにも何らかの願掛けや宗教的な意味合いはあるのでしょう。 しかし おたく腐女子 の世界の ネタ としてのそれは、パソ通 から インターネット の時代となり、ネット が広く普及してから盛り上がったものでしょう。 掲示板 などで半分ネタとして 「描けば出る」 との 書き込み などがなされ、「どうしても出ないので描いてみました」「描いたら出ました!」 といった広がりが生じるようになりました。

 ちなみに子供の頃、祈念というよりは親に対するリクエストのような意味で祈念絵を書いた記憶がある人は多いようです。 例えば 「クリスマスにサンタさんがスーパーファミコンを届けてくれますように」 などと画用紙に絵を描いて、親にそれとなく見せるなどです。 このあたりは七夕における願い事を書いた短冊にルーツがありそうです。 サンタさんへの願いという建前はありつつも、実際は親に対するリクエストだけに、よほど無茶な願い事でなければそれなりに効果がありそうですが、ネトゲのガチャ祈念の絵はあまり効果がなさそうなのが辛いところです。

気分転換やネタとして盛り上がる 「祈念絵」

 まあどんなに課金しても 脳死周回 しても、出ないときは出ないのがゲームのレアなので、気分転換や絵を描くきっかけ作りとしてはとても優秀なものなのでしょう。 とりわけ 同人 などと親和性が高く密接に関係した コンテンツ に対する 二次創作 の一つのスタイルとして、2000年代以降は様々なタイトルでこの種の祈念絵を見かけるようになりました。

 なおネットの時代以前にも同人の世界でこうした理由によって描かれて発表される絵はあり、前述した神社の絵馬のほか、同人誌 などでも見かけるものでした。 よくあるパターンでは、「次の コミケ に当選しますように」 とか、「アニメ の続編が創られますように」「ごひいきの野球チームが優勝しますように」 といったものが多かったでしょうか。 中には架空のキャラに対して 「〇〇ちゃんと温泉に行けますように」 などと願掛けするような無謀なものも、わりとありました。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2010年2月5日)
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