人が交われば新しい出会いや親睦が生まれる 「交流」
「交流」 とは、何かが交じり合うこと、とくに異なる何かが互いに行き来しすることです。 人の場合はそれまで面識がなかったり異なる団体や場に属する人、あるいは団体そのものが一か所に集まったりお互いに行き来して、意見や考え方、気持ちを伝え合ったり、何か一つの目標に向かって力を合わせたりして、良好な関係を築くことを指します。
学校 の場なら、部活動で他校生徒やチームと交流試合をしたり技術向上を目指して合同練習を共にしたり、学校行事 として異なる学校や学年、学級の児童・生徒同士の親睦を深めるなかよし交流会や、地域住民との連帯を深める地域交流会などがおなじみでしょう。 社会人なら他社や他業種との人材同士がどこかに集まる交流会や勉強会の後の集まりなどもよく開かれます。
また個人が個人的によく知らない相手と話し合いや意見交換の場を設けたり、ネット が普及した後は、ネット上の 掲示板 や SNS で親睦を目的に意見交換や挨拶をする場をそう呼ぶこともあります。 交流掲示板 や 交流アカウント (交流垢) ですね。 ただし 2ちゃんねる や匿名系の掲示板では、板 や スレッド の趣旨や テーマ とは異なる個人的な挨拶とか 雑談 のやり取りなどは、通常 馴れ合い や無意味な 自分語り だとして敬遠されます。 場の ローカルルール や 管理人 が定めた規約、マナー に合った使い方をする必要があります。
交流には、単に一方的に何かを伝えるのではなく、お互いが影響を与え合う双方向的な関わりであることが強調されるのが特徴でしょう。 より強調するために相互交流みたいな使い方をすることもありますし、用途に合わせて国際交流とか異文化交流みたいな呼び方をすることもあります。
ちなみに人の交流以外で 日常 で使うのは、電気や 電源 の関係でしょうか。 ほぼ一定の周期で流れの向きを変える電流を指し、家庭用コンセントから給電されるものが代表的です。 コンセントのプラグをどの方向から刺しても大丈夫なのはこのおかげです。 対になるのは直流で、乾電池や車のバッテリーなどが代表的です。 直流の場合、電池やバッテリーの電極の+と−とを間違えないようにする必要があります。
同人における交流
交流という言葉は 普通 の日本語表現ですが、学校生活のあれこれを通じてよく耳にしたり、とにかく使いやすい言葉でもあるため、とてもよく用いられます。 同人 関係では、ホームページ に設置された掲示板はしばしば 「交流掲示板」 などと呼ばれたり名づけられますし、小規模な 同人イベント や 地方イベント の多くが 会場 とする 公共施設 にも、「国際交流センター」「市民交流会館」 みたいな名称が少なくありません。 独立系の小規模な オンリーイベント を終えた後の お茶会 や イベント後の アフター なども、しばしば交流会みたいな名前になったりもしますし。
同じような集まりを親睦会とか懇親会、なかよし会とかふれあい広場、集会場みたいに呼ぶこともありますが、これらの言葉の中でも交流会や交流館は、温度感として使いやすいという部分はありそうです。 なお掲示板やスレが複数ある場合は、初めて 書き込み をする人用の挨拶掲示板とか初めまして掲示板が別途用意されたり、PR や宣伝のための宣伝掲示板が設けられることもあります。 ただし 「出会いの場」 といった呼び方は、異性との出会いを目的とした出会い系を強く連想させるため、使われることは極めて少ないかも知れません。
同人は 作品 を創ったり創った 同人作品 をおのおのが持ち寄るだけでなく、作者 や同じ 趣味 を持つ人たちや ファン の交流を目的としていることも多いので、対面だろうがネットだろうが、相手の立場を考えた 「お互い様」 の交流ができるよう務めたいものです。






