ここぞという時に限っていつもこれ！ 「下振れ」
「下振れ」 とは、想定を下回る数値や指標などを得ることです。 とくに想定した一定の範囲内の期待値 （確率的な現象で生じる平均値や中央値） を超える部分を指します。 振れ幅の下の結果になってしまったというわけです。 逆は 上振れ と呼びます。
ビジネスや景気動向、ギャンブルの分析などでも用いられますが、ゲーム の 戦闘 において敵に与えられる 理論上 の ダメージ の振れ幅で下になる量とか、レアアイテム などのドロップ率、ガチャ で欲しい キャラ や 装備品 その他が確率的に期待される排出率より低く （あるいはまったく出ない） 時などにしばしば使われます。
ダメージ量が少ないだけでなく、攻撃が当たらない （敵に回避される） 場合も下振れ扱いすることがあります。 当たったものの下振れがひどくまるでダメージが出ない場合は カスダメ、ダメージを与えられないばかりか大失敗することは ファンブル と呼びます。 ただしファンブル （や、その反対の クリティカル） は、通常のダメージ量計算式とは異なる扱いがされ、別物とすることもあります。 例えば期待値通りのダメージが出れば倒せた敵を打ち漏らし、反撃を食らう （その結果 プレイヤーキャラ が大ダメージを受けたり 死ん でペナルティを食らう） といった部分も含めて使うことがあります。
日常 の会話でも運が悪い、最近ついてない、何かをして失敗してしまったといった場合に使うこともあります。 不運 や 不幸 のシンプルな言い換えですね。 とくに時代を下るにつれ、ゲーム用語は様々な日常用語としても使われるようになっています。
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（同人用語の基礎知識/ うっ！/ 2017年１月９日）
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