肝心な時に出てくれない! 「上振れ」
「上振れ」 とは、想定を上回る数値や指標などが得られることです。 とくに想定した一定の範囲内の期待値 (確率的な現象で生じる平均値や中央値) を超える部分を指します。 反対は 下振れ と呼びます。
統計学や確率論、それらを用いたビジネスやギャンブル分析で使われますが、おたく の世界では ゲーム の 戦闘 における敵に与える ダメージ の量とか、レアアイテム などのドロップ率、ガチャ における欲しいカード (キャラ や 装備品 その他) の排出率が良かった時に使われます。
例えばこちらの攻撃力と相手の防御力などを差し引いた素のダメージ量が HP 100 で、確率などにより上下に 20 ダメージほどの振れ幅があった場合に、100 を中央値として 101 以上が出せれば上振れとなります。 とくに大きな上振れ (通常のダメージ量計算式を超える値や、理論値 の上限に当たるほどの結果) は クリティカル と呼びます。
こうした使い方から転じて、日常 の会話でも単に運が良かった、何かが上手くいったといった場合に 「上振れた」 と表現することもあります。 例えば 「テスト範囲のヤマが当たって点数が上振れた」 とか、「妹 がいる時点で人生上振れもいいとこ」 みたいな使い方です。
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