同人用語の基礎知識

靴底

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時代と共に様々な素材が使われるように 「靴底」

 「靴底」 とは、 の底の部分、足で踏む部分、かつ地面に接する部分のことです。 ソール (sole) とも呼びます。 靴や履物の根幹部分を担う重要なパーツで、これがないものは通常、靴や履物と呼ぶことはありません。

 主な役割は、足を通じて全身の重量を支え、歩行時の地面からの衝撃を吸収し、あるいは滑って転んだり突起物による足裏の損傷を防ぐ役割を持っています。 とくに地面の凹凸や突起物、異物や熱などから足を守り歩行時の安全性を確保するというのは靴の持つ基本的な機能であり、靴底あってこそと云えるものです。

 なお靴の中にあって足が直接触れる部分はインソール、あるいは内底や中敷き (和履物では天) と呼び、外側にあって直接地面などに触れる部分はアウトソール、外底と呼びます。 かかとの部分はヒールと呼びます。 草履など日本の履物の場合、同等の位置にあるものは一般に底、あるいは台と呼び、かかとの部分は半月やかかとと呼びます。 底の周り (横) は巻と呼びます。

機能性を重視した靴底が次々に開発されるように

 靴底は靴の機能を左右する部分でもあるため、様々な素材が用いられます。 革靴などの場合、元々は底の部分も皮で作られていますが (皮底)、木製品が使われたり、時代を下るとゴムなども用いられるようになります。 ゴム底靴は一般に スニーカー と呼びます。 近年では EVA素材 (エチレン酢酸ビニル共重合樹脂) を使ったり、透明 (クリア) タイプの樹脂を用いたものもあります。 単に素材を選ぶだけでなく、素材の構造や底のパターン (模様)、金属製のスパイクの装着などによって、複合的に滑り止め効果などを高める工夫がされることもあります。

 また靴底を厚くする (厚底) こともあります。 靴を履く者の背を高くしたり、足に対する保護機能を強化する役割の他、足を長く見せる ファッション としての効果などもあります。 現代ではスポーツ用を中心に機能性を重視した靴底も多数 開発 され、衝撃吸収に優れたクッション性の高いもの、あるいは反発力を高めて歩行時の運動性を高めるものも登場しています。 ただし足への負担が大きくなるため、競技によっては靴底の素材や寸法などをレギュレーションで厳しく定めることも増えています。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2005年9月8日)
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