もう無理…戦えない…これってサレ? 「サレンダー」
「サレンダー」 あるいはその略語の 「サレ」 とは、諦める、降参する、降伏する、敗北 を認めるといった意味の言葉です。 英語の surrender のカタカナ日本語であり、一般的には負けだけでなく自分で勝負ごとの判断をしないとか自力での問題解決を放棄する、今後の判断を他人に委ねるといった意味でも使います。
また 軍事 では降伏や投降、スポーツ・競技や ゲーム では負けを認める、勝負を降りる、投了を宣言して勝負や試合、対局を終了することを指します。 「白旗を揚げる」 ですね。 とくにゲームでは、ブラックジャックで負けを認めて掛け金の半額を返してもらう使い方が良く知られます。
おたく の世界では対人戦要素のあるゲームでの一方の プレイヤー の 「負けました」「降参です」 の意味で使われることが多いでしょう。 「サレです」「もうサレしていい?」 みたいな感じです。 またここから転じて自分に不利な状況になって改善が見込めない場合、自分の判断で先に進めないような状態を指すこともあります。
スピリチュアル系でも用いられるサレンダー
一方、スピリチュアル (スピ系) やそれに近いポジションのミニマム・断捨離の話題では、前述した負けるといった ネガティブ な意味はなく、自分にとって不要なもの、不運 を招くような人生にとって不必要・害悪 あるものを手放す、捨てるといった人生を好転させるための ポジティブ な意味としてよく使われます。
これは物品だけでなく、執着心とかネガティブ思考とか古い価値観、悪縁などなど、自分を縛り付け時として心身の自由を奪う 呪い になるようなもの全てを含みます。 不必要なものへの執着を断ち切って捨て去り、自分の人生にとって必要な最小限のものだけに囲まれて生活しよう、古臭い既成概念や 愚民 との縁を切って幸運を招こう、覚醒 しようというわけです。
ただしこれは、似非科学・偽科学や自己啓発セミナー、陰謀論 などを信じさせたい詐欺師が相手の正常な価値観や思考を奪い、家族や友人、社会とのつながりを断ち切らせ孤独にさせる使われ方としても用いられます。 執着は誰にでもあるものですが、ことさらにそれが強い人に執着するものを捨てさせると、結局はまた別のものに執着するようになります。 詐欺師はその隙間に入り込んで自分たちに執着をするよう仕向けるわけですね。 これはマインドコントロールや洗脳の第一歩でもあります。
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