系統分けすると、描きやすくなるかも…
漫画 などに登場する キャラクター や、とりわけ 同人 の世界で 18禁 な内容を含むものに登場するキャラには 受け、攻め と云った大きく2つに分類出来る性格がつきものですが、この性格を、精神的な部分と肉体的な部分とに分け、“精神的には攻めだけれど肉体的には受けである” といった 設定 を、「誘い受け」 と云います。
相手を受け入れる立場のキャラ (例えば女性) が、あまり乗り気でないキャラ (例えばその気がなかったり臆病であったりする男性) を様々挑発したり誘惑したり…と云った感じの時に使われる言葉でしょうか。 構ってちゃん的な、小悪魔要素も言葉の持つイメージにありそうです。
なおその傾向が極端に顕著な場合には、誤変換当て字 っぽく同音異義語として 「襲い受け」 なんて書く場合もあります。 「受け」 のキャラが、「攻め」 のキャラを襲うような勢いで誘うとの意となります。
誘い受けだと物語の起伏がつけやすいかも
一般的に 「誘い受け」 は、“受け受け” と “攻め攻め” との組み合わせよりも物語に意外性のある起伏をつけやすく、またコミカルな面を前に出しやすい為か、数多くの カップリング 作品 で、非常に良く見かける設定となっています (と云うか、誘い受けキャラが返り討ち(笑) にあってチャンチャン…ってのは、同人の 王道 中の王道だと思いますが、どうでしょ
それにしても、作品中の登場人物の組み合わせの方向 (「カップリング」 の 「受け」や 「攻め」 など)に関して、これほどまでに言葉がわざわざ作られ、使われていると云うのは、いかに同人の世界で、「カップリング」 の傾向が重要視されているか…を、如実に 物語 っていますね。
まぁまったく同じ作品を テーマ にした 二次創作 などで、登場するキャラもまったく同じでも、カップリングの方向性が違うだけでまるで別物の作品、印象になるケースが多いので (それだけに、それぞれのキャラの ファン などで争いごとになるケースも多いものです)、それだけ重要な要素だということになるのでしょう。