中学生、とくに2年生は何かと注目の的? 「14歳」
「14歳」 とは、生まれてから14年以上、うるう年を入れておよそ5,113日程度以上経過した年齢、日本では中学校2年生か3年生で、まだまだ未熟な子供でありながらもどこか大人びてもきて、思春期&青春の真っ只中の多感な年齢のことです。 厚生労働省によると、5歳から14歳までがしばしば少年と定義され、すなわち少年少女の最後の年齢ということになります (15歳からは青年)。
少年少女向けの マンガ や アニメ、ゲーム や ラノベ で学校を 舞台 にした 作品 では、高校で同じく2年〜3年生に相当する 17歳 と並び、よく用いられる年齢のひとつでもあります。 これは高2と同様、全学年共通の体育祭・文化祭や部活の何らかの大会はもとより、修学旅行や進学に向けての不安、卒業での別れやそれぞれの道への旅立ちなど、学校行事に絡めた 物語 や人間ドラマが描きやすく、2年生が便利だという部分があります。 入学式での出会いや 自己紹介 などは1年生のみですが、こちらは回想や転校生の形でも補完可能です。
また中学生の場合、通う学校や地域・時代によって違いはあるものの、高校生に比べると両親など家族との関係が強く、またクラスメイトらとの人間関係も濃密で強固になりがちで、それなりの リアリティ を保ちながらドラマチックに描きやすい部分はあります。 とくにクラスメイトは、2年ともなれば中学からの友人にもそれなりに親交を深めた相手がいるでしょうし、そもそも学区が同じご近所さんも多く、小学校はもちろん、保育園や幼稚園も一緒だったという 幼なじみ も多い 環境 にあります (とくに公立学校は)。 受験による選抜を経た高校や大学と異なり、学力や家庭環境がバラバラな生徒が 設定 としてひとつのクラスに無理なく組みやすいという点もあります。
なお1997年に起こった神戸連続児童殺傷事件 (いわゆる酒鬼薔薇事件) で、当時中学生で14歳の少年が逮捕されたり、それまでの 「少年非行」 とはまた異なる形の猟奇的、あるいは不可解な事件の容疑者に中学生や14歳が度々現れたことにより、1990年代末にある種の 「14歳ブーム」 も生じています。 また2000年を中心に17歳の凶悪犯罪が起こったり社会問題化したことにより、これらを含めた 「キレる 17歳」 といった流行語も登場しています。
何かと心と体に変化が訪れる年代だから…
性別や人によってばらつきがありますが、10歳くらいから始まる第二次性徴は遅くとも14歳くらいになるとおおむね全ての少年少女に発現し、また思春期が訪れ、子供時代から大人へと心と体に大きな変化が訪れます。 とくに中学2年生あたりになると小学生気分も抜け、つい背伸びしてしまうお年頃でもあります。 その結果 イキっ てやってしまう 痛い 言動を 中二病 と呼んだり、中二病っぽい おたく が考えそうな名前を 中二病ネーミング と呼ぶなど、この年代特有とも云える部分に着目した 概念 や おたく用語 もたくさんあります。








