女性服の定番といえばこれ! な 「ブラウス」
「ブラウス」(blouse) とは、主に女性や子供が用いるシャツ風の上着や、装飾が施されたシャツ全般を指す言葉です。 一般にややゆったりとしたサイズで用いる素材も薄く柔らかく、全体的に可愛らしいシルエットとなるのが特徴です。 襟 (カラー) がついていたり、リボン や フリル・レースがあしらわれていたり、一部に プリーツ (折ひだ) などが施されていることもあります。
ワイシャツ やTシャツといったシャツ類に比べるとバリエーションが豊富で、見た目的にワイシャツやTシャツとほとんど同じものも含めた広い 概念 として扱われることが多いでしょう。 また セーラー服 のような衣服の場合、襟 (セーラーカラー) 以外の身体を包む部分を指す際にブラウス部分といった言い回しを用いることもあります。
なおブラウス (トップス) と スカート などの ボトムス がつながったものは ワンピース と呼びます。 袖部分がなく下にシャツやブラウスの着用を前提としたものは ベスト、肩部分が大きく出て細い肩紐などで吊るタイプで主にインナーとして着用されるものをキャミソール、また形状によらずニット素材でセーター編みによって作られたものは一般にセーターと呼びます。
制服やビジネス着としてのブラウスとワイシャツ
制服 の一部として ブレザー や ネクタイ などと合わせられる襟付きのものについてはブラウスシャツと呼ぶことが多いでしょう。 とくに ジャンスカ などの 吊りスカート や 紐タイ とよく合わせられる女性っぽい丸襟ものはそう呼ばれることが多いでしょう。
ひと昔前までは、同じワイシャツ風のシャツを男性用はワイシャツ (あるいはカッターシャツ)、女性用のものをブラウスやブラウスシャツと呼んで区別することもありましたが、現在ではあまり使われなくなったといってよいでしょう。 男性用と女性用とではサイズだけでなく仕立てや素材そのもの、シルエットまで異なるケースが多いものの、男女生徒用の 実際の制服 のシャツだけでなくビジネスの場でもスーツ姿の女性が珍しくない時代ですし、クリーニングなどではワイシャツとブラウスでは料金が何倍も違うため、日常 に用いるビジネス用の必需品としてブラウス扱いは使いづらくなったという部分もあります。
前開き・前合わせのシャツ類で男性用・女性用の区別として用いられる左右の見頃 (それぞれの身体を覆う部分) の合わせも、現在では男性と同じ右前 (右の見頃が上になる) が増えてきています。
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