情報か時代の、まさに縁の下の力持ち、感謝しかない 「サーバ管理者」
「サーバ管理者」 とは、サーバ を管理する人のこと、狭義にはサーバの管理者権限 (アドミニストレータ権限) を持っている人のことです。 業務としてはサーバそのものの構築やセットアップ (機材の準備や OS・ミドルウェアのインストール)、ネットワーク の 設定、ユーザーの アカウント 管理、アクセス権限の設定 (付与や削除)、障害対応と復旧 (物理サーバの機材や部品の修理・交換、OS やデータ類の バックアップ やリストアの実行)、パフォーマンス監視と改善のためのチューニング、およびセキュリティ対策 (パッチ適用、脆弱性管理、ログ監視) などを行う人となります。
サーバ管理者の他、システム管理者、あるいはアドミニストレータ (Administrator) やその略でアドミ、アドミンとも呼ばれ、またサーバの 誤変換当て字 である 「鯖」 を使って 「鯖管」(鯖缶) と呼ぶこともあります。 システムや組織の規模によって単独で広範な作業を担当する場合や、専門部署やチーム・グループ の一員として特定領域のみを専門的に担当する場合があります。 基本的にはサーバや関連インフラの設計・導入・運用・保守を担う技術者ですが、個人で レンタルサーバ を契約して利用しているだけの人を末端の利用者らが管理者と呼んだり、より広義にサーバの所有者を指して使うこともあります。
技術者としてはハードウェアに詳しかったり、時代に合わせて クラウド 環境 (AWS、Azure、GCP) とか 仮想化 (VMware、KVM) にも精通し、個人でも企業の 中の人 でも 「コンピュータや IT に詳しい頼れるプロ」 みたいな感じです。 一方でインフラ関連特有の 「問題が起こらないとその大切さがわからない」 縁の下の力持ちでもあるので、トラブル を未然に防ぐ高い能力と責任感のある人ほど評価されづらいのは切ないです。 24365 の安定稼動が当然で、トラブルを迅速に直す人よりも、そもそもトラブルを起こさない人の方がずっと 有能 ですが、あって当たり前、動いて当たり前で、目立つのはトラブルを起こした時だけだったりもするので…。
生活を支えるサバ管さん、いつもありがとう…
筆者 は自己流で 趣味 のサーバ管理とか仕事で小さなレンタルサーバの管理くらいしか経験がありませんが、派遣アルバイトで大学や金融機関のサーバや基幹システムの構築を手伝ったことがあり (若い頃だったので、ラックの組み換えとかケーブル引きみたいな 脳筋 作業にもよく駆り出されました…)、トラブルが生じそうな時に 「こんなこともあろうかと」 とばかりに宇宙戦艦ヤマトの真田さんばりの機転を利かせる ベテラン 鯖管さんには、ずいぶんと憧れたものでした (バイクや車も好きだったので、メカニック全般に強い憧れがあります)。 もっともストレスが ヤバ そうなので自分がなりたいとは思いませんでしたし、そもそもあたしの能力ではとても務まりそうもありませんが。
情報化の時代、なくてはならない人たちであり、システムの安定や信頼性を高い水準で実現し、トラブル対応力やドキュメント作成能力、さらには新しい技術に対する継続的学習まで求められるサバ管さんには頭が上がりません…。








