絵柄によってはポップアート表現だと言い張る事も出来るかも(笑)
「トーンマンガ」 とは、スクリーントーン に頼り切った、もう頼りに頼り切った マンガ を指す言葉です。 ペン入れ線画をきちんとやっていれば、どんなにトーンを使っていてもこうは呼ばれませんので、ほぼ手抜きマンガと同義の言葉です
ところでトーンには様々な種類がありますが、とくにここ数年 (10年来) は、単なる模様や明暗用の網トーンの他、マンガの背景にそのまま使えるような効果線や雲、海、花などの種類も豊富になって来ました。 極論すれば、ジャンル によっては人物以外の全てをトーンで処理する事も可能で、そうした傾向を戒める(?)言葉となっています (まぁ大抵は、他人のマンガをけなす為ではなく、自作マンガに対するお詫びに使われる言葉だったりするのが切ないですが…)。
スクリーントーンが面倒な人と、大好きな人
筆者 は、トーンを貼ったり削ったりが作業的に好きなので、ペン入れをサボるとすぐ 「トーンマンガ」 になってしまいます (時間がなくて、さらに 「白マンガ」 になる事も多いです
ちなみに削りを入れる場合は、トーン貼りもかなり面倒なことになります。 中にはトーンの削りを自由自在に行い、デザインカッターを絵筆のように使える達人もいます。 要は使いようでしょうか。