同人用語の基礎知識

筆者

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一人称としても使いやすい 「筆者」

 「筆者」 とは、文章などを執筆した人、作成者、著者といった意味の言葉です。 イラストマンガ といった 画像 の制作など、ジャンル を問わず 作者 を指して使う場合もあります。

 執筆者や著者、作者などと同様、制作物の中で作者の一人称としてもよく使われます。 私とか僕、俺では個人的な意味合いが強くなりすぎることもありますし、小生や拙者、おいらでは一人称で個性をアピールしているような気恥ずかしさを感じることもあります。 筆者あたりは気取らないシンプルでフラットな感じがしますし、この文章を書いているあたしもおおむね筆者を使うことが多い感じです。

 ちなみに著者は一人称で使うことはほぼなく、意味は著作 (書籍を書き記すこと) なので、本を著していない人に対して使うことは一般に避けられがちです。 しかし法律用語としての著作や著作物は書籍に限ったものではありませんし、その法的な権利である 著作権 も、ノートの切れ端のいたずら書きにも創作性があれば適用されるものです。 著作がそういった意味の広がりをしているので、著者も出版業界の慣習やガイドラインでの扱いはともかく、筆者や作成者や作者の意味で使っても間違いだとまでは云えない感じがします。

でも筆もペンも使わないよね…

 筆者という言葉は読んで字のごとく筆を持つ者、筆で書き記した者という言葉ですが、実際のところ筆どころかペンすら使わず、人生の半分以上は文章作成に使うのはパソコンとキーボードという状態なので、まあ言葉の意味は通じるとしても、ちょっとした違和感はあったりしますね。 作成者や著者なら何の違和感もありませんが、そのうち電子デバイスに合わせた言葉が作られたりするんでしょうか。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2019年3月10日)
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