何が何だかわからないけど異様な説得力はある… 「パワーワード」
「パワーワード」 とは、場合によっては理屈も筋も通っておらず、ほとんど理解不能・意味不明な言葉やセリフなのに、読んだ人・聞いた人が思わず納得せざるを得ないような 力強い言葉、有無を言わせぬ強烈な説得力がある言葉、訳が分からないうちに 雰囲気 で押し切られて思わずウンウンと頷くことしかできないような異様に強い言葉のことです。
例えば親から 「結婚 もせず家庭も持てないなんてご先祖様に申し訳ない、末代までの恥だ」 と諭された 非モテ な息子が叫ぶ 「俺が末代だ!」 などは、親の理屈、息子の理屈どちらもかなりのパワーワードだと思います (そもそも末代の使い方が誤用だし)。 こうした有無を言わせぬ力のある (でもよくよく考えると理屈や筋もいい加減でちょっと意味不明) な言葉ということになります。
ネット でパワーワードという言葉が広がり、ある種の ネットスラング・流行語になると、単にインパクトのある言葉、勢いがあるだけの言葉をパワーワードだとする人たちも現れ、意味の 拡散 なども生じています。 しかしその言葉に触れた人が 「何が何だか分からないけど納得させられた」 というような気分にならなければ、通常パワーワードとまでは呼ばれません。 単に過剰な強さがあるとか勢いがあるだけでなはなく、あくまで 「意味不明の異常なほどの説得力・納得力」 すなわち 「言葉としての真のチカラ」 が必要となります。
誰からもパワーワード認定されるような言葉は、そのまま流行語になることも
誰かがパワーワードらしきものを発した場合、それを受け取った人は 「パワーワードいただきました」 などと反応 (レス や リプライ) を行ったりします。 多くの人が 「これはパワーワードだ」 と感じるような言葉は、当然ながら人の心を揺り動かす魂のこもった強い言葉でもあるので大きな話題となって バズ り、そのまま新しいネットスラングや流行語として一気に広まるケースもあります。