同人用語の基礎知識

見た人もやる

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先にネタを投下してバトンタッチ 「見た人もやる」

 「見た人もやる」 とは、主に ツイッター などの SNS において、しばしば ハッシュタグ を用いて行われる一種の 大喜利お題 のことです。

 ネット における大喜利やお題とは、何らかのお題・テーマ に沿った ネタ を求める形で レス をつけあう一種のお遊びのようなものです。 「見た人もやる」 の場合は、単にお題やテーマを提示するだけでなく、自らが先にネタを 投稿 し、同じお題のネタを集めつつ、全体で盛り上げたり 拡散 を促す効果も見込んだものとなります。

 ありがちな使い方としては、例えば メイド服 やその イラスト が好きな人が、自分で描いたメイド服イラストを投稿し、「#可愛いメイド服を描いて貼る見た人もやる」 といったハッシュタグを投稿文に添えます。 この投稿を見た別の人も同じようにハッシュタグをつけてメイド服の を投稿し、それが次々に連鎖して盛り上がるという流れです。 ハッシュタグをクリック (タップ) すればこの流れに乗っている参加者がズラリと表示されますし、盛り上がった場合にはそれらをまとめる人も現れます。

 誰かが発起人となってリレーのように投稿が続くというのは、構造的にはチェーンメールや バトン などにも近いものです。 ただし見た人に必ずやらなくてはならない義理や、せざるを得ないように追い込むような文言もなく、また次にやる人を指名するような仕組みもありませんから、たまたまこのハッシュタグを見かけた人で参加したい人だけが参加すればよい、緩くて有意義な催しと云えるでしょう。

過去絵の再アップ機会になったり、お題や季節感のある絵を描いたり

 この種のネット上のお遊びや、拡散・RTいいね 集め、あるいはこれまで知らなかった 作者絵師、その アカウント 探しを目的としたものは様々あります。 「見た人もやる」 の場合は、2010年代中頃あたりから、もっぱら 過去絵 や過去作品、あるいは猫の写真とか鉄道関係の写真とかネタ画像などをお題としたものが注目を集めて広がったもののようです。 過去に一度 アップ した絵などは再アップしづらいものですし、こうしたハッシュタグによって再び日の目を見る場に投稿して見てもらえるのは、ちょっと嬉しいものかも知れません。

 なお大喜利やお題関係は、掲げられるお題やテーマに何らかのタイミングが組み合わされることも多いでしょう。 例えば1月ならお正月っぽいもの、2月ならバレンタインや節分、3月なら卒業といった具合です。 これらはイラストの場合は 季節絵 などと呼ばれますが、日ごろからこうしたテーマでイラストを描いていると、何かと発表する機会にも恵まれるでしょう。 また意図して描くものではなくとも、例えば 「写真撮るのへたくそ選手権」 のようなものなら、撮影に失敗したストレージの ゴミ になっているような写真 (でも捨てるのはもったいないようなもの) も廃品利用できることがあるかも知れません。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2018年8月6日)
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