同人用語の基礎知識

成人絵

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成人の方しか見ることはできません…! 「成人絵」

 「成人絵」 とは、成人済み の人しか見てはいけない イラスト のこと、要するに キャラ の裸体や性行為などが描かれた 18禁・R18 の絵 (エロ な絵、成人向けの絵) のことです。 一般的にこの言葉は 同人用語 であり、商業的コンテンツ における レイティングゾーニング といった 自主規制 とは原則関係がなく、絵を描いた人の自己申告で使われる言葉となります。

 「成人絵」 は初見でも意味が分かるシンプルな言葉であり、シャレや冗談、ネタ として使うこともあれば、未成年者にエロ絵を見せることによる様々なトラブルを避けるための真面目な注意喚起を目的として使うこともあります。 似た表現の言葉で 「18禁絵」「R18絵」「エロ絵」「エチ絵」 とか 「肌色絵」(裸体で肌色成分が多めの絵)、同人誌 など 印刷 されたものは 「蛍ピ本」(印刷で肌色がきれいに出る 蛍光ピンク のインキが必須の絵) と呼ぶこともあります。

 なおこうした絵を ネット などで公開する際には、閲覧者に対して年齢の確認を行ったり (成人済みとの自己申告)、いきなり掲出せず 「成人絵注意」「成人絵があります」 といった注意喚起をワンクッション置いた上で リンク などでその絵に飛べるようにしたりと配慮する場合もあります。

どこからが 「成人向け絵」 でどこまでなら 「全年齢向け絵」 か

 成人絵に関しては、「どこからが成人向けか、どこまでなら全年齢向けか (未成年も含めて誰でもOKか)」 という問題があります。 キャラが全裸だったりセックスやそれに近い性行為を行っている絵であれば迷うことなく問答無用で成人絵だと認識されるでしょうが、着衣状態のちょとエッチな絵、なまめかしい顔の表情の絵などは判断が難しい場合もあります。

 未成年に対する配慮であるなら、少しでも疑わしいものは全部成人絵でいいじゃないかという判断もありますが、一方でさしてエロくもない絵に成人絵などといった説明やタグをつけると、エロが目的の閲覧者から 「エロがないのにエロい絵だと宣言して注目を集めようとしている」 と冷ややかに見られたり 叩かれる ようなこともあります。

 エロと非エロ、あるいは微エロなどの判断基準は人によって違いますから、微妙なラインの判定はとても難しいです。 どう考えても成人絵なのに全年齢閲覧可の状態で拡散・シェア を前提に SNS などで公開するのは問題がありますが、逆にたいしてエロくもないけれど成人絵だと自主規制している人がいても、それはその人の判断だとして尊重したいものです。

 同人や趣味で描かれた絵の場合、一般的には男性による男性向けの絵やイラストは成人判定が緩め、女性による女性向け作品の場合は厳しめとはよく聞く話です。 いわゆる 腐女子 や女性おたくなど 同人 に関わる女性は問題意識がとても高く、エロ・非エロ問わず 二次創作 をつけていないオープンに公開するようなことも比較的少ないので、このあたりはかなりきちんと対応しているケースが多く見受けられます。 一方で商業作品の場合、男性向けは 成年コミックマーク をつけて販売制限を自ら課すなどかなり厳密なゾーニングがされていますが、女性向けの場合はそもそもそうした制限が極めて少なく、近年では 有害図書 の指定を受ける作品のほとんどが女性向け作品という状況も生じています。

 なおエロではないけれど未成年には見せるのははばかられる表現として、他にグロ・残酷・暴力表現などもあります。 この場合は 「成人絵」 だけでは意図が伝わらず無用なトラブルを生じる可能性もあるので、成人向けとの他に 「グロ注意」 といった注意喚起を合わせて行うことが多いでしょう。 こうした表現を苦手とする人は多いので、その要素があると感じられたら、自主的に閲覧注意のセンシティブな作品だと事前に宣言する方が安心できるかもしれません。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2010年2月5日)
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