誤読言葉でもっとも使われている? 「がいしゅつ」
「がいしゅつ」 とは、「既出」 という意味の言葉です。 本来は 「きしゅつ」 と読むのが正しいのですが、わざと 誤読 して表記する ネット の世界特有の言葉、ネットスラング の一種となります。
こうした誤読言葉には、「重複」(本来は 「ちょうふく」(もしくは 「じゅうふく」) を おもふく にするとか、「雰囲気 (ふんいき)」 を 「ふいんき」 などと表記するものなど、無数のバリエーションがあります。
「がいしゅつ」 そのものは、少なくとも パソコン通信 の時代からあるのですが (誤読言葉自体はもっと古い)、「あやしいわーるど」 や 「あめぞう」、2ちゃんねる、「ふたばちゃんねる」 などの 掲示板 でとてもよく使われる言葉となっていて、2ちゃんねる用語 の一つともされています。
がいしゅつ(←何故か変換できない)
「既出」 は、言葉としてネットの世界では頻繁に使うものです (すでにその話題はでている、という レス は、掲示板では頻繁に使います)。 2ちゃんねるでも、初期の頃からそれ以前の掲示板の流れを受ける形でこうした言葉は初期の初期からたくさん使われていました。
その後 2003年11月30日になり、ダウンロード板の 「京都府警が47氏宅を家宅捜索、ホームページも閉鎖25」 という スレッド に 「ふいんき(←何故か変換できない)」 が登場、これをアレンジした言い回しが急速に流行する中で、様々な誤読言葉が整理され、同時に費用頻度の高い 「がいしゅつ」 も注目を集めることとなりました。
なお、あえて 「がいしゅつ」 ではなく、「き…きしゅつ」 などと、「ちゃんと読めてるじゃねーか!」「だったら変換しろ!」 的な、ヒネリ方をわざわざする場合もあります。