大切なもの、お金を送るための郵便サービス 「書留」
「書留」 とは、差出人 (発送者) から郵便局への引渡し (引き受け) から受取人に渡すまでの郵便業務内の全ての送達過程を記録して、万が一郵便物などが壊れたり到着しなかったり、あるいは紛失した時などに、差出人の申告した範囲で実損金額を賠償する、特別な郵便サービスのことです。
種類は3つあり、一般的な文書類を送付すための 「一般書留」、現金を送付するための専用の一般書留である 「現金書留」、および、「一般書留」 の 「書留」(送達記録) を簡略化し、引き受けと配達のみ記録する 「官位書留」 があります。
それぞれに料金や封筒、取り扱いが異なり、また 「一般書留」 に現金を入れることも、「現金書留」 に手紙を入れることもできません。
追跡サービスやオンライン送金などが一般化し、重要が減る書留
一昔前までは、急ぎの連絡には 「電報」 や 「速達」、遠隔地にお金を送るのは 「現金書留」 と相場が決まっていましたが、現在では一瞬で届く 電子メール も普及してますし、24時間いつでも現金のやり取りを、銀行のオンラインサービスを使って利用できる時代です。
また送達記録も、POSシステムなどを使い宅配便などで当たり前のように行われていますし、それを ネット で利用者が追跡できる時代です。 定額為替 などもそうですが、郵便関連のサービスのいくつかは、すっかり馴染みの薄いものになりましたね。 ただし一部のサービスや社会生活上必要な手続きにこれらを利用しなくてはならないケースもあり、覚えておいても損はありません。