あってはならない 「郵便事故」、自衛手段は限られるのですが…
郵便事故が起こって調査を依頼して も、原因不明ですの調査報告書が 1枚来て終わりのケースも… |
「郵便事故」 とは、郵便物が、もっぱら郵便局側のミスにより極端に遅れたり誤った場所に届けられたり、あるいは最悪途中で失われたりで届け先に到着しない事です。
また、送った 同人誌 などがちゃんと到着はしたものの、濡れたりボロボロに汚損したりした場合なども、そう呼ぶ場合があります。 そうめったに起きる事でもありませんが、通販 がらみでの取り扱いでは、お金が絡む事もあり深刻な トラブル に発展する事もあります。
郵便事故を防ぐために利用者側で採れる自衛策には限界がありますが、年末年始は郵便局に年賀状対応の未熟練アルバイトが大量に採用され事故が起こりやすい事もあり、この時期はなるべく避けましょうとの空気は強いですね (とくに北の方は風物詩のごとく、毎年その時期には事件が起きてますしねぇ…)。
冬の コミケ が終わった後に、冬コミ用に作った新刊を知り合いに送ったり送られたりってのはよくある話ですが (年始休暇中で時間も取れますし、郵便局が開いたらすぐに出したり)、一応頭の片隅にはこういうこともあるかも…って、置いておくようにしましょう。
また万が一郵便物が届かないという状態になったとしても、いきなりサークルに文句の手紙や メール を送るのではなく、ちょっとはこういう状況が生じている可能性があるのも、考えてみていいかも知れません。
「郵便事故」、対応の遅いサークルへの問い合わせの方便にも
一方、郵便事故を方便に使って、督促をさり気なく行うこともあります。
例えば発送や連絡が極端に遅い同人サークルなどに問い合わせる時に、いきなり 「いつまで経っても届きません! どうなってるんですか! 場合によっては法的手段に訴えます!」 とけんか腰の督促をするよりも、「万が一郵便事故であったとしたら大変と、発送の有無をお尋ねしたくお手紙差し上げました」 と尋ねた方が、何かと穏便にことが進むかも知れません。
同人の通販は、のんびり構えましょう
ちなみに 同人サークル の 「通販」 は、実費の対価を取るとはいえ、元々はほとんどボランティアに近い作業です。 たった一人で全てを行っている 個人サークル が多く、1ヶ月待ちくらいはザラで、事前にそうアナウンスしているサークルも多いようです。 通販の申し込みをして1週間やそこらで届くほうが稀です。 「そういう世界なんだ」 と考え、あせらず待つようにしたいものです。
なお郵便物不着の原因で一番多いのは、実は届け先住所の不備だったりします。 宛名カード を同封するなりして、住所の書き間違いをなくすようにし、また万が一届け先住所に不備があっても差出人 (自分) に戻ってくるよう、通販申し込み者、サークル側でも、封筒裏などの差出人住所氏名 (リターンアドレス) は、きちんと記入するようにしましょう。
これは 同人 や通販という以前に、郵便を利用する際に心がけるべきルールとマナーです。