便利だけれど、リスクもある 「短縮URL」
「短縮URL」(Shortened URL) とは、ウェブアドレス (URL) を短くして使いやすくするサービスや機能のことです。 長々とした URL を短い文字列にすることで、とくに文字数が限られる SNS や メッセージ を送るアプリでの URL 共有 にメリットがあります。
短縮URLの多くは、インターネット 上で提供している短縮URL提供サービスで発行されます。 元のURLをデータベースに登録し、短いコードや文字列を割り当てることで生成されます。 一部の SNS では URL を コピペ すると、自動的に短縮URLになるものもあります。 それを見たユーザーが短縮URLをクリックすると、いったん短縮URLサービスのサーバを経由し、データベースを参照して元のURLに変換され、そのままそのウェブページへとリダイレクトされます。 その際、ユーザーがどの場所から飛んできたのかが分からないよう、接続元 (リンク元) が見えなくなる機能を持つこともあります。
一方で短縮されたURLの文字列は、サービス側のドメイン名がついたランダムな形になるため、元の URL を知る手掛かりは失われます。 有害なサイトにつながる URL でも文字列からそれを予想することはできず、安全性の部分で大きなリスクが生じます。 また短縮URLサービスそのものが終了すると、元URL やサイトが生きていても無効・エラーとなり、アクセスすることができなくなってしまいます。
IT 関係はサービスの終了などもそれなりにありますし、SNS の アカウント の プロフィール に自分のサイトを記載する際、短縮URLでは飛べなくなっていることに後で気づくこともあります。 なるべく定期的に確認する必要があるでしょう。
なお代表的な短縮URLサービスには、Bitly や TinyURL、is.gd などがあり、無料で使える機能の他、有料オプションで簡単なアクセス解析や短縮した文字列を指定できるものなどもあります。 大手プロバイダや Google といった巨大企業でもこの種のサービスはわりと簡単に終了することがあるので、長期に渡って使う場合は、ある程度実績のあるサービスを使うのが良さそうです (それでもリスクはありますけれど)。
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