同人用語の基礎知識からのお知らせ 過去ログ 2009年 1月〜3月
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アメリカ・サンフランシスコで開催中の 「ゲーム・ディベロッパーズ・カンファンレンス(GDC) 2009」 で、ゲームのアカデミー賞と呼ばれる 「ゲーム・ディベロッパーズ・チョイス・アワード」 が発表、「フォールアウト3」(ベセスダ・ソフトワークス) がシナリオ部門とあわせ2冠に輝きました。 また 「メタルギア」 シリーズを生み出したゲームクリエーター小島秀夫さんが、ゲーム業界に多大な貢献をとして 「生涯功労賞」 を受賞しました。 一方、その他の部門では、常連の日本ゲームメーカーの名前がなく、今年9回目となる同賞で初の受賞ゼロとなっています。
今年で5回目になる写真・映像分野の展示イベント 「フォトイメージングエキスポ 2009」(PIE2009) が 「東京ビッグサイト」 で開催。 ニコン、キヤノン、ソニー、パナソニックほか、国内外の写真・映像機器メーカー、周辺機器や アクセサリー のメーカーなどが ブース を出展しています。
今年はニコンの 「Fマウント」 誕生50周年ということもあり、ニコンブースで歴史を感じさせる意欲的な 展示 が行われています。 他メーカーもイベントでは趣向を凝らした展示を行っており、またメーカーやカメラマンらによるセミナーやイベントなども行われています。 昨年までの 「デジカメブーム」 のひと段落、今年は厳しい販売が予想されるカメラ業界ですが、起死回生の意欲的な新アイテムはあるのでしょうか。 開催は29日(日曜) まで。 入場料は一般が1,000円。
「総合セキュリティ対策会議」(警察庁主催) が、ネット上の児童ポルノ掲載サイトのリストを作成、管理する団体の設置を提言する報告書をまとめました。 この団体の認定したリストはプロバイダなどネット接続業者 (ISP) に提供され、各接続業者はリストアップされたサイトへの接続そのものを強制的に遮断する 「ブロッキング」 を行うようになります。
類似の規制を行っているイギリスでは、2008年12月に辞書サイト Wikipedia への接続が遮断され (1976年に発売された音楽アルバム 「ヴァージンキラー(Virgin Killer)」 のジャケット 画像 が原因)、復旧のめどは立っていません。
2007年から翌年にかけてのフィンランドのケースでは、不可解な接続不能サイトが続出。 ブロッキング規制に反対する人が、消えたサイトのリストを独自に調べアップしたところ、これも遮断されて閲覧不可に。 後に市民団体がこのリストを元に、1,047のサイトを詳しく見たところ、純粋な違法児童ポルノサイトは9つのみ、年齢不詳や創作性が認められ判断に迷うケースが55件、残りの 879サイトは合法の コンテンツ のみで、「なぜこれが接続遮断されるのかわからない」 となっています。
また中国やパキスタンなどでは、恒常的にアクセス禁止措置を行い、YouTube や海外のニュースサイトへの接続が不定期に出来なくなったり、アクセス記録によって 「当局が閲覧するなというサイトに何度も接続を試みる人」 が、恐らくは政治的な理由で拘束、しばしば行方不明になっています。
いったんISPから根こそぎアクセス遮断されると、「そのサイトが本当に違法なのかどうか」 を、誰も確認できなくなります。 リストも発表されず、ネット上から存在そのものが完全に消え去ってしまいます。 またごく瞬間的に悪意ある利用者などから嫌がらせで違法画像や動画が 掲示板 やお絵かきサイト、動画サイトなどにアップされた場合、それを理由にアクセスを遮断、相当期間のアクセス不能状態に結果的に陥る可能性もあります。
児童ポルノ画像や動画などを配信している違法業者は手を変え品を変え規制をかいくぐり、有効な遮断は行えないでしょう。 すでに実施している国ではそうなっています。 規制の実効性がほとんどないまま、しかし一方で違法性のない一般利用者は巻き添えを食うだけの可能性もあります。 そもそも明確な 「児童ポルノ」 の定義すら、現行法では定められていません。 かつての 「キッズgoo」 のフィルタリング事件のように、特定の政治的主張を行うサイトのみ、消える可能性もあります。 このまま 「ネット根こそぎ規制」 に突き進んで良いのでしょうか。
プロバイダのインターリンクが開催する 「あなたが選ぶIT川柳大賞」 が、この4回目に 「オタク川柳」 に模様替え。 「人はみな何かしらのオタクです」 と題して、かねてから川柳の募集と、集まった6,974句の川柳への人気投票を行っていましたが、「神de賞(大賞)」 ほか、各賞が決まったようです (ページは こちら)。
受賞作は、神de賞(大賞)に 「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」。 天才de賞は2位 「フィギアなら 浅田真央より 綾波レイ」、3位 「究めても 褒めてはもらえぬ 修羅の道」 などなど。 「おたくをあんまり分かってないな…」 みたいな川柳が入ってたり、明らかに ネタ で選ばれてるものがランクインしてたりもするんですが、思わず笑えるものもかなり入ってます。 筆者 は、8位の 「一話目で 切ったアニメが 神展開」 が結構ツボってしまいました。
産経新聞の報道によると、経済産業省がアニメ産業の保護・育成のための 「下請けガイドライン」 を策定する方針を発表したようです。
同省は、寄せられる下請けアニメスタジオなどからの 「下請け いじめ」 の告発、この1月24日に公正取引委員会による日本国内のアニメ制作会社114社に対しての大規模なアンケート調査の結果得られたアニメ制作 環境・就労環境の劣悪さ (全体の42.4%の制作会社が、十分な協議もなく発注元から採算に合わないような超低制作費の条件を押しつけられていた) などを重視。
アニメ産業を日本の重要産業と位置づけている政府は、アニメ発注元の優越的地位の乱用による無理な下請け業務、不透明な慣行などを改善させるためのガイドライン内容の検討や、そのためのヒアリングなどを行うようです。
アニメ制作プロダクションや 現場 の過酷さはつとに知られるところですが、かといって頭ごなしに発注元が飲めないような条件をつけても、結局海外に業務の大半を投げさせる結果になるかも知れません。 日本のアニメ産業の市場規模は2,000億円を超えるとも云われ、さらに韓国や中国などがそれを切り崩そうと国を挙げて対策に乗り出しています。
お役人さんの仕事の全てがダメな訳ではありませんが、余計な口を出してかえって業界が萎縮するケースもありますし、お金だけ出すといっても税金にも限りがあります。 関係する人々が知恵を絞り、慎重で迅速、効果のある方法が見つけられるよう祈りたいですね。
この3月16日に動画サイト 「YouTube」 に朝日新聞のニュースサイト 「asahi.com」 が日本の全国紙としては初となる 「Channel ASAHI」 を開設。 20日には、asahi.com と連動する形で 「世界に広がる仮想歌姫 「初音ミク」 新進クリエーターに迫る」 と題した全8回にも及ぶ予定の 「初音ミク」 の特集を配信しています (特集ページへは こちら、動画へは こちら)。
今回の朝日の特集や動画は、取材に並々ならぬ力が入っていて、伝え方もとても誠実なものとなっています。 熱心な初音ミク・フリークにとって内容に目新しいものはないものの、「職人」 の制作環境の一部や人となり、考え方が紹介されたり、またミクを知らない一般の人にも、その仕組みと魅力、世界や未来へ繋がる将来性を分かりやすく伝えようと努力しているのが感じられる、素晴らしい内容になっています。
マスコミ、とりわけテレビでの 「初音ミク」 の取り扱いは惨いもので、中でも 2007年10月14日に TBS 系列 「アッコにおまかせ」 でのオタク嘲笑・バッシング的な取り扱いでは初音ミク発売元の開発者ブログに異例の遺憾 コメント がでたり、やらせ取材でネット上でお祭り騒ぎになるような事態になっていましたが、今回改めて TBS の醜さが露見した格好です。
今回の第一回目動画は全体のプロローグのような内容で、各方面へのインタビューやイベント取材などを駆け足で紹介する形ですが、このチャンネルで初音ミクを知った人は、そのまま同じ YouTube でいくらでも初音ミク動画を見れるわけで、これまで興味のなかった人たちへの影響力はかなりありそうな感じです。
自民・公明が前の国会で提出し、継続審議中となっている 「児童ポルノ法改正案」 に対し、民主党が対案を提出しました。 自民・公明案の 「単純所持禁止」 と 「3年後をめどにアニメやマンガ、ゲームなどの規制を検討する」 に対し、民主党案は児童ポルノを 「有償で取得」「2回以上取得」 することを処罰する内容が法案の柱となっています。
また 「単純所持禁止」 については、「捜査権の乱用を招きかねない」 として反対の立場を鮮明にしています。 ただし法施行後の 「2回以上の取得」 も違法となっており、実質的な法施行後の取得物品の単純所持禁止には繋がりそうです (実際に3月4日の民主党ニュースでも、「提供目的以外の児童ポルノ所持についても、実質的に処罰範囲に含まれる」 としています)。 ただし適用範囲があいまいな 「児童ポルノ」 という名称を改め、「児童性行為等姿態描写物」 とある程度明確に違法物の定義を行っています (昨年6月時点の骨子は こちら [pdf])。 これは大きな改善点と云えます。
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自民・公明案に関しては、国会 運営 が混沌とする中、審議も行われず、「このまま時間切れになるのではないか」 とも云われていました。 一方で、小沢民主党代表の資金問題にからみ、「地味 な法案では、民主は自民・公明に協力的だ」 とも伝わります。
民主案が出たことで、民主側は自民・公明案に賛成することはなくなりましたし、自民・公明側も民主案に賛成しづらいかも知れません (過去の経緯や、メンツの問題もあります)。 共産党は 「現行法で十分対応できる」 とし、改正そのものに反対しています。 しかしこれが 「寝た子を起こして国会内で議論を呼ぶ」 きっかけになるかも知れません。
解散・総選挙となると、提出され審議継続中の法案は、いったん全てが廃案になります。 次の解散・総選挙がいつになるのか予断を許しませんが、事態が流動的になっている今こそ、アニメやマンガ、ゲームの ファン らが気を抜かず、「創作物を守るため」 に、行動することが求められています。
「初音ミク」 によって作られたアルバム 「supercell」(supercell feat.初音ミク/ 初回 限定 版/ 3,500円)が、5万6千枚余りを売り上げ、16日付けのオリコン週間チャートで4位にランクイン。 初音ミク関連の音楽CDとしては過去最高の記録となりました。
昨年11月26日に発売されたシングル 「桜ノ雨」(absorb/ アブソーブ) に、学校の卒業式の際の合唱や出演のオファーが殺到するなど、まだまだ勢いの衰えない 「初音ミク」 ですが、一般楽曲の音楽CDの売り上げが伸び悩む中、業界の救世主になるんでしょうか。
一般楽曲はネット配信が中心となり、時代の変化とともに 「音楽CDなどというマニアックな商品」 は、一部の 「手元に残る形が欲しい」 というマニアとネット配信に馴染めないお年寄りだけのものとなり、21世紀のオリコンチャートは アニソン と演歌の時代になると昔から思っていた筆者ですが、いよいよその時代が近づいてきたって感じです。 アニソンではなく一般ポップスで歌い手が楽器としての バーチャル シンガーだというのまでは予想できなかったですが… (あと演歌は童謡民謡みたいな存在になるって予想も外れました…)。
動画サイト 「ニコニコ動画」 で誕生し、広くネット全体を覆う 「歌ってみたブーム」 を作った 組曲 『ニコニコ動画』 が、ついに再生数500万回を突破 (こちら)。
作者 の 「しも」 さんの 「うpした時は、こうなるとは露ほども思ってなかった。」「なんだろう、もう言葉にできねぇwwww」「ありがとう!これからも、よろしく!」 との感謝のコメントと、字幕職人による 「祝500万」 弾幕文字が添えられ、大いに賑わっているようです。 管理人 もこの楽曲と、「歌ってみた」 系動画には大いに楽しませてもらいました。 しもさん、関わった皆さん、おめでとうございます。
産総研「HRP-4C」画像 |
茨城県つくば市にある 「産業技術総合研究所」 が若い女性に極めて近い外観と動作性能、音声認識能力を持つ人間型ロボット (サイバネティックヒューマン)、「HRP-4C」 を公開。 この23日から東京都内で開催される 「日本ファッションウイーク」 への出演を予定し、それに先立つデモンストレーションを行いました。
体部分はいかにもロボット然とした 「コボコップ風」 ですが、頭部と手部分は人間のようになっていて、何より日本人女性のデータ平均値に基づいた158cm、体重43kgのスラリとしたスタイルが衝撃的です。 一部では 「オリエンタル工業に頭部の製作を依頼すべし」 などといった意見も出ているものの、「ついの俺の嫁を作り始めたか…支援は惜しまない」「こういうことに税金が使われるのならまったく問題がない、むしろ全面的に応援」 との好意的な意見も見られます。
ちなみにこの産総研、昨年2008年には 「VocaListener」 と呼ばれる技術を使った、より人間っぽい歌い方のデモ動画 「PROLOGUE ぼかりす」 を、「初音ミク」 に歌わせる形で制作、「ニコニコ動画」 に公開しています。 ヒューマノイドロボット研究の一貫かと思われますが、ボーカロイド 「初音ミク」 は身長 158cm 体重は43kg で、体躯も偶然とはいえかなり近いものとなっています。 「産総研にミクマニアがいるのではないか」「いや、理系おたくが行き着く先が、美少女ヒューマノイドロボットなのだ」 など様々な反響を巻き起こしていますが、こういう夢のあるプロジェクトは素晴らしいですね。
ホンダのロボット 「ASIMO」 誕生には、「アトムを作れ」 という ロマン ある目標がありますし、SF小説で読んだような人間型ロボットを最初に作るのは、ぜひ日本であって欲しいものです。 アメリカが最初に作ると人殺しの道具、日本が作ると人助けの道具になりそうな気がします…偏見ですがw 詳しい情報は こちら からどうぞ。 動画などもあります。
1980年に創刊されたアニメ雑誌 「ファンロード」 が、この4月号を持って休刊することになったそうです。 2003年に一度休刊となり、また昨年当たりから携帯サイトを作る作らないで色々ありましたが、ついにこの日が来たか…という感じです。
アニメ雑誌というよりは、読者 投稿 メインの同人系サブカル雑誌といった印象が強い同誌。 投稿マニア、はがき職人にとっては無視できない存在でしたね。 ウェブ時代となり、職人がブログや自分のサイトにどんどん 作品 をアップするようになった今、その存在価値が揺らいでいたのかも知れませんが、それでも一定水準を越える レベル を維持していたのは、さすが老舗の貫禄といったところでしょうか。 ここで日記を書くつもりはありませんが、個人的にとても残念です…。
アニメ 「機動戦士ガンダム」 のテレビ放映30周年を記念し、7月初めから8月末までの夏休み期間中にあわせ、全長18メートルの等身大ガンダムの立像を展示するとバンダイナムコホールディングスが発表しました。 場所は東京都品川区にある潮風公園。
等身大ガンダムというと、2003年7月19日〜2006年8月31日まで、千葉県松戸で営業していたバンダイミュージアムのそれが思い出されますが (左写真/ ザクも頭部のみ展示、その後移転)、この時はバストアップ部分のみ。 完全に全体像を立像で製作、展示するのは今回が初めてで、夏に新しい 「聖地」 が誕生した格好です。
京浜急行電鉄サイト |
「京急」(京浜急行電鉄) が、ゲーム会社タイトーと共同で企画したニンテンドーDS用ソフト 「鉄道ゼミナール -大手私鉄編-」 の発売を予定していますが、それにあわせ、「京急検定」 を3月20日から5月30日まで同社ウェブサイト 「あつまれ!KEIKYU KIDS」 で実施。
そのイメージキャラとして、「けいきゅう ♪ドレミたん」 を発表。 京急車両に仕立てたみかんの段ボール箱に乗り込む萌え風 キャラ で、「思ったよりかわいい」「あまりにあざとい キャラデザ じゃなくて親しみを感じる」 と評判になっているようです。 特設ページは こちら です。
革命時代のフランスを舞台に、男装の麗人オスカルと従者アンドレ、王妃マリー・アントワネット、フェルゼン伯爵らが織り成す恋愛ストーリーで人気となった少女漫画 「ベルサイユのばら」(週刊マーガレット/ 集英社/ 1972年〜1973年)に連載)。 フランス政府は、フランスの歴史や文化を日本人に広く紹介した功績を称え、原作者池田理代子さんに 「レジオン・ドヌール勲章 シュバリエ章」 を授与しました。 都内のフランス大使公邸で行われた授与式では、池田理代子さんが感激のあまり涙ぐむ姿も。 …それにしても、この方は相変わらず美しいですね。
アキバ系 SNS 「Filn(フィルン)」 を運営するコンテンツイノベーションが、イラスト 専門のSNS「PiXA(ピクサ)」 を開設 (こちら)。 通常の検索機能のほか、イラストや画像類の輪郭線や色の変化、傾向などをデータベース化、これを元にした画像検索機能を実装しているのが特徴のようです。 人気の 絵描きさん SNSには、イラストコミュニティサービス 「pixiv(ピクシブ)」 がありますが、新しいイラスト発表・共有サービスとして定着するでしょうか。
日本ユニセフ協会の協力大使として 「子どもポルノ根絶」 に力を入れているタレント、アグネス・チャンさんが、公式サイトで公開している自身のブログ、「アグネスチャン Diary」 で、「オタクは嫌いですか?」 との メール による質問に答える形で、エントリーをアップ。
「オタクはひとつのことに夢中になる人」 とし、アインシュタインやダ・ヴィンチ、ビル・ゲイツなどを引き合いに出しながら 「彼らもある意味オタクだ」「私はオタクは嫌いではない」「ひとつのことに夢中になるのは良いこと」 と述べています。 しかし 「でも、児童ポルノのオタクは改心してほしいです」 と最後に結んでいます。 「児童ポルノ(子供が被害にあった結果生まれたポルノ)」 と、アニメやマンガ、ゲームなど、被害者が存在しないエロチカとを同じようにみなし、「単純所持も禁止すべき」 としているアグネスですが、「児童ポルノ」 と 「子どもポルノ」 を都合よく使い分けるのは、いい加減やめてもらいたいものです。
昨年末に美少女ゲーム界に衝撃を与え、「ごらんの有様だよ!!!」 なる流行語まで作り出したゲームソフト 「魔法少女アイ 参」(colors) の追加データや追加プログラムが入った 「アペンドディスク」 の発送が予定通り始まった模様です。 またウェブサイトからの ダウンロード も可能になるようです。 汚名払拭となるのでしょうか。
かねてから注目されていた 「マジコン」(マジックコンピューター/ ゲームの セーブデータ やゲームそのもののバックアップを取るもの、違法ゲームコピーソフト流通を助長するとされる) の輸入販売の差し止めを求めるゲームソフトメーカー55社の訴えに対し、東京地裁は請求を認め、輸入販売を行っていた5社に輸入・販売の禁止を命じました。
ゲームソフト会社はソフトの売り上げでご飯を食べたり新しいソフトの 開発 を行っているのですから、これは当然の判決だといえるでしょう。 任天堂によれば、日本国内で59億円、全世界では中国などアジア圏を中心に3,000億円もの販売機会の喪失があるとされ、日本国内で規制しても焼け石に水との話もあります。 知的財産保護のための迅速な対応が待たれます。 一方でゲーム会社にも、安価で楽しいゲーム、利便性で違法助長機器に負けないようなソフトを作ってもらいたいですね。
2月17日に、16歳少女の 水着 の撮影により、「児童ポルノ製造」 の罪で摘発された芸能プロダクションの社長らが、そのまま 「児童ポルノ法違反」 で起訴される見通しとなりました。 露出度が高いとはいえ、「水着」 での撮影で同法が適用、起訴されるのは、これが初めてとなります。
長島☆自演乙☆雄一郎 公式ブログ |
コスプレイヤー格闘家としてその名を轟かす 「長島☆自演乙☆雄一郎」選手(魁塾/ 日本拳法国体2位/ NJKF スーパーウェルター級王者) が、人気格闘グランプリ、「K-1」 の ワールド MAX の日本代表決定 トーナメント (2月23日) に出場。
1回戦で切った右目上の出血によるドクターストップで、準決勝戦は惜しくもTKOによる初の負けを喫したものの、それまでの戦績 11戦全勝 (7KO) の実力を、広くアピールする結果となりました。
試合の模様は TBS系で放映され、霊長類アニヲタ科最強の、その独特のステージアピールが、初めて見る人の間でも大きな話題となっているようです。 ある種の 「色物」 には見えたでしょうが、実力は戦績からも十分。 飛び込むように前へ前へと踏み込み正確なパンチを打ち浴びせ短期決戦の乱打戦を制するスタイル。 打たれ強く、荒削りながら正々堂々とした戦い方で追い討ちなどもしない。 前大会準 優勝 の HAYATO選手を 2RKO で下した試合内容も見ごたえがあり、さらなるファンも増やしそうです。
自身の公式ブログ (こちら) では、「ごめん」 と題したファンの期待に応えられなかったことに対するお詫びと、今後の決意を語ったエントリーが掲げられましたが、数百件の激励コメントがファンから寄せられています。
アニメ 「地獄少女 三鼎」 での声優デビューのほか、「オリジナルTシャツ」(こちら)、「長嶋☆自演乙☆雄一郎 オリジナルフェイスタオル」 の販売 (こちら) も人気なようです。
サーバ不調により、数日間アクセスし辛い状況となっていた、この同人用語の基礎知識ですが、本日完全に復旧しました。 ご心配おかけして大変申し訳ありません。 今後ともどうかよろしくお願いします。
日本共産党の機関紙 「しんぶん赤旗」 が、18日の衆議院予算委員会での鳩山総務相の答弁、「表現の自由が大幅に削られてもかまわない」 を批判。 「表現の自由は憲法に保障された国民の義務」 とした上で、「現行法の児ポ法でも十分に児童の人権保護や児童被害の取り締まりが行えるのに、それをやっていないのが問題だ」 としています こちら。
また本文の最後には、「現行法のもとでの児童ポルノに対する政府の対応の遅れこそが問題にされるべきです」 との結論を述べています。
鳩山邦夫氏/ 07年撮影 |
18日の衆議院予算委員会で、法務大臣時代から児童ポルノの単純所持禁止規制を主張している鳩山総務相が、公明党、丸谷佳織議員の マンガ や アニメ と児童への性犯罪の関係を調べる調査をするべき」 などの質問に対し、「表現の自由で守られる法益と児童ポルノで失われる人権を比較すれば、表現の自由が大幅に削られてもかまわないという比較衡量はできるはずだ」 と答弁しました。
「比較衡量」 とは、人権問題などで対立するAとBとで、どちらが優先されるか比較し結論を導くといったような言葉で、すなわち 「子供の人権は表現の自由より重い」 との 公式 な表明となります。 かねてから継続審議中の児ポ法の 「単純所持禁止」 を、重ねて強く支持したことにもなります。
この改正案では、児童ポルノの定義が不明確で、どこからが児童ポルノになるのかあやふやになっています。 またアニメや漫画、ゲームなどの創作物の規制そのものが直接盛り込まれてはいませんが、次の改正 (3年後) に創作物を含めるかどうか、調査・検討すると明記された内容になっています。 この種の調査・検討がつけられた場合、そのまま次の改正時に恣意的な調査結果と共にその内容が含まれるようになるケースが多く、事実上の創作物単純所持規制につながると、強く懸念されています。
児ポ法には、単に 「規制」 をするだけでなく、児童の人権のためのケア施設の整備や地域の取り組み、カウンセラーの拡充なども初期の目的として掲げられていた時期もありましたが、施行から10年を経て、それら 「児童の人権や心のケア」 のためのまともで実効性のある取り組みがなされた形跡はありません。 またそもそもアニメや漫画、ゲームには、被害者となる児童が存在しません。
「児童の人権保護」 のためではなく、児童の人権を守るという 「誰も反対できない絶対正義」 を振りかざし、人を逮捕したり書物を焼くような規制ばかりが推進されているのではないでしょうか。
児童の人権を守るための法律には、「児童福祉法」 や 「児童虐待防止法」「青少年健全育成条例」 さらに異性交遊や猥褻行為、ポルノの取り締まりには 「わいせつ物取締法」「迷惑条例」、刑法の強制わいせつや強姦罪などなど、多くの取締りのための法律がすでに存在します。 なぜわざわざ屋上屋を重ねるような、それも過去に類例がないほどの理不尽なまでの強い規制を行わなくてはならないのか、まったく理解不能で説明責任も果たされていません。
いつもご利用いただいております 「同人用語の基礎知識」 ですが、サーバの不調により、アクセスし辛い状態が断続的に続いております。 現在復旧に努めておりますが、その間、ご不便をおかけすることになります。 大変申し訳ありません。
16歳少女のわいせつなDVDを製造販売したとして、芸能プロダクションの社長らが児童ポルノ製造容疑で摘発されました。 内容は、いわゆる 「ヒモ ビキニ」 と呼ばれる、水着とは呼びづらいような露出度のきわめて高いものを着用した少女が、電気マッサージ機などをあてがわれるもので、「ポルノの疑いが強い」 と判断。 今回の摘発となったようです。
過去に、ただの水着のDVDが同法容疑で摘発、後に児ポ法での立件は見送られたケースがありますが、今回のケースは、見ようによっては 「裸は見えていないけれど、ポルノと呼ばれても仕方がない」 とも取れるような状態ともなっており (本来の意味でのポルノとは違いますが)、今後の行方が注目されます。
NP 「音々」(ねおん) |
東の秋葉原と並ぶ西の大阪 日本橋 「オタロード」 で、「NP」(NIPPOMBASHI PROJECT) のイメージキャラとして 「音々」(ねおん) ちゃんが登場、日本橋を盛り上げるガイドブックを 告知 したり、記念グッズの発売などを行うようです。
キャラクターデザインとイラストは、いとうのいぢさん、公式サイトは こちら です。
コピペちゃんねる |
掲示板 「2ちゃんねる」 の面白い スレッド を発掘、編集して読みやすく提供する 「コピペブログ」 が人気を集めていますが、その2ちゃんねるから直接 リンク が貼られる形で立ち上がった2ちゃんねるピックアップサイト 「コピペちゃんねる」(コピちゃん) が2月15日より運営を開始 (こちら)。
利用者らの自主的なコピペブログが多数存在しますが、この 「公式 コピペブログ」 はどう発展して行くんでしょうか。 運営は東京産業新聞社さんです。
というわけで、「Nice boat.」 騒ぎに便乗した、じらして話題作戦だったようです。 第1話は こちら。
宮崎駿監督が、映画 「となりのトトロ」 のトトロが棲む家として著書で紹介した、杉並区の木造住宅で火災が発生、建物は全焼してしまったようです。 2007年に所有者が転居、空き家となったものの、地元の町会が存続を望み署名活動を展開、2010年に建物を含め周辺一体を公園として保護すると昨年2月に決まったばかりでした。
放火の疑いもあるそうで、文字通りきな臭い感じもしますが、自然との共生を感じさせるたたずまい、また 戦前 (80年ほど前) に建てられた洋風建築物として貴重な資料的価値もあっただけに、焼失が惜しまれます。
涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 Nice boat. のお詫び |
2月13日の22時頃に アップロード しますと告知されていた 「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」 の第一話の公開が間に合わず、角川アニメチャンネルに配信延期のお詫び動画がアップされています (こちら)。
その内容が、2007年の 「Nice boat.」 騒ぎを彷彿とさせるものだったため、「本当に公開が遅れたのだとしたら、ファンに失礼だ」「いや、これはあからさまなネタだろう」 と話題に。
おりしも、アニメ 「涼宮ハルヒシリーズ」 の再放送や第二期制作のあれやこれやで 「話題作りが急務」 な状況だっただけに、いろいろな憶測を呼んでいるようです。
16歳の少女を 「ハメ撮り」 したカメラマンが児童ポルノ製造の疑いで逮捕。 ところがその後の調べで、この少女は自らを18歳で高校を卒業したばかりだと偽り、この事件の前にも、似たような 「ハメ撮り」 の動画作2つに出演して出演料を稼いでいたことがわかりました。
風俗店の求職希望者やアダルトビデオなどへの出演希望者に対し、それを募る側が厳格な年齢確認を求められるのは当然なので、それでもこのカメラマン (と、その動画を雑誌に添付して DVD 販売した編集者や出版社) には過失がなかったとは云えませんが、実際に確認するのは大変そうです。 一部マスコミ報道による、「鬼畜カメラマンが少女を毒牙に」 というイメージとは、だいぶ違います。
なお、もし児童ポルノの単純所持が禁止されたら、この雑誌やDVDを、それと知らずに所持していただけでも、読者 も同じ 「児童ポルノ法違反」(所持) で逮捕となります。 この紙面には、18歳以上を示すための高校の卒業証書 (当然偽造されたもの) までが内容の一部を伏せて掲載されていましたが、それでも 「だまされた読者が悪い」 となるんでしょうか (風俗店などでは、風俗嬢が未成年だった場合、それと知らなかった客は普通は罪に問われない)。 その雑誌が仮に5万部発行だったら、それに近い人数の人が児童ポルノ法所持違反で、いつ逮捕されてもおかしくない状況になります。
この場合、本を持っていることによる加害者は数万人、ただ1人の 「被害者」 は、この少女ということになります。 それでも規制派は、「その少女の人権が何物にも優先するのだ」 と云うのかも知れませんが、こんな罪で逮捕される成年男性の多くにも、家族や子供がいることを忘れています。 むちゃくちゃな法律で、父親や家族を 「児童ポルノ犯罪者」 にされた子供の人権は、どうなるんでしょうか。
「名も無き市民の会」による、あいまいで拙速な児童ポルノ法改正をしないよう求める請願、「児童買春・児童ポルノ禁止法」改正にあたって、拙速を避け、極めて慎重な取り扱いを求める請願」 への署名募集が行われています。 この請願に対する署名は、集約日を2月28日(必着) となっています。 詳しい内容は こちら です。
法案が継続審議中で、またかねてから与野党が規制内容を検討している 「児童ポルノ法」 の民主党案がまとまり、内容が発表されました。 単純所持そのものを禁じる与党自民・公明案で継続審議中のものに比べると慎重な案となっており、また 「所持」 ではなく、「購入」 や 「繰り返しの取得」(入手) を規制する内容となっており、かねてから民主党が検討していた内容とほぼ同じ案となっています。 違反者には3年以下の懲役を科すこととなっています。
「児童ポルノ」 の定義は、与党案に比べはるかに踏み込んだ内容となっていますが、まだまだ基準にあいまいな点があります。 また 「売り手」 ではなく 「買い手」 を処罰する内容となっているのは、現行法に比べずっと厳しい規制には違いはありません。 国会の行方も不透明となっていますが、国民の権利 (ではなく、義務) として、正すべきところは正す姿勢で声を上げる必要性が、ますます高まっています。
ゲームセンターの客層を一変させたとも云われる 「プリント倶楽部」(プリクラ) の第一号を開発販売していたアトラスが、プリクラを含む業務用ゲーム機の製造販売を終了すると発表。 直ちにその他のプリクラ機(プリントシール機) に波及するわけではありませんが、ひとつの時代が終わりつつある寂しさを感じます。
ちた地域若者サポートステーション |
「萌え」 を使った町おこし、萌えおこし が話題となっていますが、今度はニートの就業支援のために 「萌えキャラ」 が使われていくようです。
愛知県半田市の 「ちた地域若者サポートステーション」 では、仕事をしたくても踏み出せない若者のために、職業的自立を促し応援するための切り札として萌えキャラ、22歳の新入女子社員 「知多みるく」 を投入。 ニート脱出の秘訣の伝授や グループ カウンセリング、キャリア支援などなど、あの手この手で手厚く応援してくれるそうです。
派遣切りで全国でもワーストワンレベルの就業環境悪化が叫ばれる愛知ですが、知多みるくちゃんがさらにニートの女神にもなってくれるんでしょうか。 期待したいものです。 ウェブサイトは こちら
「萌え」 のパワーでお米やお酒、苺まで売れ筋商品に押し上げている秋田県羽後町 「JAうご」 が、今度はレトルトのカレーを発売。 地元特産の羽後牛を使った豪華なカレーで、2月2日からネットで通販を開始しました (1月31日には、羽後町西馬音内盆踊り会館にて、パッケージイラストを他担当しているイラストレーター西又葵さんによる先行販売も実施)。
「萌えカレー」 と云えば、秋葉原では 「おでんカレー」、コスプレ衣装でその名を轟かす 「キャンディフルーツ」 も発売していますが、さてカレーの味は萌えでパワーアップといくんでしょうか。
かねてから発売がアナウンスされていたボーカロイド2シリーズ第三弾 「巡音ルカ」 が発売を開始。 すでにイラストなどは大量に発生している 「巡音ルカ」 ですが、また新しいブームを作ってくれるんでしょうか。 詳しい内容は こちら です。
パソ通時代から 地味 に運営しているこの同人用語の基礎知識ですが、2008年1月末に、インターネット で運営開始して10年目にしてやっと初のリニューアル。 どうか今後ともよろしくお願いしますです…。 初心者向けノウハウ関係は、夏に間に合わせようと思いつつ冬にも間に合わず1年経っても工事中…。 時間が経つのは早いですね…。
「科学忍者隊ガッチャマン」「ニルスのふしぎな旅」 などで知られる著名アニメーション監督の鳥海永行氏(67歳) が23日に 死 去。 告別式は26日に営まれるそうです。 お正月にMXテレビでガッチャマンをやっていて、ついつい見ていました。 本当にありがとうございました。 謹んで哀悼の意をささげます。
読売新聞の報道によれば、公正取引委員会が、日本国内のアニメ制作会社114社に対して大規模なアンケート調査を実施し、その結果、全体の42.4%の制作会社が、十分な協議もなく発注元から採算に合わないような超低制作費の条件を押しつけられていたとの調査結果を発表したようです。
公取委は、発注元の優越的地位の乱用による独占禁止法違反や、下請法違反に該当する可能性もあるとして、テレビ局や広告代理店など48の企業、団体にヒアリングを実施、制作費や資金の動きの透明化と健全化に努めるよう、異例の要請を行いました。
国によるアニメ政策に関しては、経済産業省がかねてから国際競争力のあるコンテンツの育成を推進していますし、文化庁による日本コンテンツの推進、あるいは外務省などの文化交流のひとつの核としても近年位置づけられています。 また出版社やアニメスタジオの多くが集中する東京都でも、独自の支援策を中小企業支援の一環として推進しています。
公取委の調査と要請は、これらとは一線を画し、これまでアニメ業界の大きな問題とされながら、なんら是正の動きのなかった 「弱小プロダクションやアニメーターなどの劣悪な労働環境」 にメスが入った形です。 今回公取委が動いたのは非常に珍しいケースと云えますが (個別のケースでは前例があるにはあった)、「派遣」「偽装請負」 のような劣悪就業環境の是正が大きな問題となっている世相と関係があるのでしょか。
もういっそ、日本はグリーンニューディールじゃなく、萌えニューディールにしたらどうでしょうか。
同人イベント、「クリエイション」(サンシャインクリエイション/ サンクリ) のサークル申込み者や関係者などの個人情報が、ネット上に流出していると、公式サイトでお詫びと発表がありました。 どうやらクリエイション関係者がファイル共有ソフトを使い、「暴露ウィルス」(仁義なきキンタマ) に感染、個人情報の入ったファイルをばら撒いてしまったようです。
この種の事件は年中起こっていますし、先日も、よりによってネットの安全やソフトウェア開発の健全な発展を推進している独立行政法人、「情報処理推進機構」(IPA) の職員が違法ファイルのやり取りをしている中で暴露ウィルスに感染、情報を漏洩させていますが、とりわけ多くの個人情報を扱う人には、しっかりした対応とモラルを持ってもらいたいものですね。
ネットコミックを原作とし、この1月24日からキッズステーションで放映されることになっていた 「国を擬人化」 した人気作品、「ヘタリア Axis Powers」 の放送が中止になりました。 理由は 「諸般の事情」 とされていますが、国の擬人化だけに、「声の大きいいつもの国の人たち」 の抗議による自粛もうわさされています。 同日配信を予定していた携帯版の モバイル アニメイトや、時期は未定ながらパソコン版のアニメイトTVでは、配信を行うと説明されています。
「コミケ」(コミックマーケット) で5年に一度開催される 「コミケットスペシャル」。 「アニメやマンガを使った町おこし」「萌えおこし」 が話題になっている中、「コミケを使った町おこしに」 と開催場所を公募したところ、全国から 21団体のエントリーがあり、検討の結果、2010年3月21日に茨城県水戸市で開催されるとの発表がありました。 詳細は こちら です。
総務省がネット接続業者などと共同で 「児童ポルノを掲示しているサイト」 への接続を、利用者に無断で強制的に遮断する 「ブロッキング」 方式のアクセス制限の導入を検討していると発表。 昨年より断続的に情報のでていた内容を、一歩進めた形になります。 いわゆる 「検索エンジンのブロッキング、フィルタリング」 と異なり、プロバイダ経由での強制切断となりますから、URL がわかっていても接続ができなくなり、事実上、そのサイトはネット上に存在しないことと同じになります。
かつて 「キッズgoo」 で子供向けのフィルタリングを行った際、特定の政治問題を扱ったサイトがピンポイントで消されるという 「事件」 がありましたが (その後復活)、このときは、他の検索エンジンの結果と照らし合わせたり、サイト製作者が URL を掲示するなどして存在を示すこともできましたが、「強制ブロッキング」 ですと、それもできなくなります。
児童ポルノの定義はどうで、サイトはどのような基準で選ばれるのか、それを誰が、どこで、どのような形の 「リスト」 とするのか、ぜひ説明を行って欲しいものです。 ちなみに先んじて行われているフィンランドでも、ブロックしたサイトの大半 (9割以上) が児童ポルノと無関係のサイトであったことが判明、問題となっています。
「LD」(レーザーディスク) 規格を立ち上げ、現在最後のプレイヤー生産企業となっていたパイオニアが、現在保管しているおよそ 3,000台分の部品の組み立てを最後に、生産を中止すると発表。 1981年10月の 「LD-1000」 国内販売 (アメリカでは前年に先行販売) 以来、おおそ28年間のLDの歴史が幕を閉じることになりました (業務用も含めると、ちょうど30年ですか)。 筆者はパイオニアとソニーのLDプレイヤーを愛用、ソフトもかなり買い集めました。 時代が変わったので当然とはいえ、やっぱり寂しいですね。
アメリカ大統領の交代に伴い、駐日大使シーファー氏の在任中最後の記者会見が行われました。 児童ポルノ法改正問題では、それまでの駐日大使とは異なり踏み込んだ発言を繰り返したシーファー氏ですが、これで風向きは変わるんでしょうか。 オバマ新大統領着任とともに、新任の駐日大使はジョセフ・ナイ氏となるようです。
日本ユニセフ協会、協力大使のアグネス・チャン氏が自民党本部で保利耕輔政調会長に、かねてから募っていた児童ポルノ単純所持禁止のための11万4,624人分の署名を手渡し、児童買春・ポルノ禁止法改正案の早期成立を求めました。 保利氏は 「法案成立に向けて関係者とよく話していきたい」 と返答。
今後アグネス氏は野党各党に対しても、この国会での採決と可決を要請するようです。 またNHKニュースなどのインタビューに答え、創作物の規制もすべきとの持論を展開しました。
かねてから 「無用な表現規制に繋がる」「なんら児童の人権救済に繋がるとは思えない」 として批判の声が上がっていた 「児童ポルノ法改正」 問題。 この問題について積極的に活動し、独自に署名活動も行っている 「子供の人権と表現の自由を考える会」 が行っていた、各政党への児ポ法に関する公開質問文全文と、その回答が、サイト上で公開されました。
自民党、社民党、新党日本は無回答、民主党、共産党、国民新党、公明党が回答を寄せています。 質問と回答のページは、こちら です。
2008年に発表されたアニメやゲーム、マンガ、特撮、フィギュアなどから選ばれる 「日本オタク大賞2008」 のトークショー形式の選考発表会が例年通り東京・新宿のロフトプラスワンで開催され、アニメ 「墓場鬼太郎」 と 「ゲゲゲの鬼太郎(第5期)」 の、ダブル鬼太郎が11ポイント獲得で大賞を受賞。 次点に 「マクロスF」、そのほか、「TENGIRL」「Pixiv」「痛車ブーム」「萌えで町おこし」 など。 今年から選考方法も大きく変わった同大賞ですが、30代前後の年齢層にとっては 「ある程度納得がいく」 結論となったようです。
「スーパージェッター」 のジェッター役や、「超電磁マシーン ボルテスV」 の敵役プリンス・ハイネル役、機動戦士ガンダム 第08MS小隊 のノリス・パッカード役などで知られる声優の市川治さんが2日、心不全で死去されていたそうです。 享年72。 謹んで哀悼の意を表します。
アニメ 「らき☆すた」 効果で、昨年2008年のお正月に前年比 17万人増の 30万人が参拝した埼玉県鷲宮町の鷲宮神社。 今年もさらに12万人が増え、実に42万人に達していたようです。 結果、埼玉県の神社としては、さいたま市の大宮氷川神社(205万人参拝) に次ぎ、川越市の喜多院と並ぶ堂々の参拝者数同数2位に。 わずか2年弱の間に、29万人が増えた計算になります。
2007年に 「初音ミク」 で一大旋風を巻き起こした VOCALOID 2シリーズ第三弾となる 「巡音ルカ」 の詳細と1月30日発売に向けた予約が始まったようです。
昨年11月頃から公式ブログなどで情報や一部サンプル音声などが公開されてきましたが、発売を目前に、いよいよその全貌が見えてきたようです。 公式サイトの情報は こちら。
日本語に加え、英語にも堪能な 「巡音ルカ」 さんですが、英語のボーカルソフトは海外にもありますが、日本語と英語、両方を歌いこなすこのソフトで、どんな作品が作られていくのか、楽しみです。
昨年の初詣では、好天や 「らき☆すた」 効果で前年比 17万人増の 30万人が参拝した埼玉県鷲宮町の鷲宮神社。 今年もお正月中晴天に恵まれ、外国人観光客を含め、大勢の参拝客でにぎわっているようです。 現地では地元紙の 「らき☆すた特集」 号も出ている模様。
昨年はキャラクターに住民票を交付したり、アニメキャラの描かれた神輿がお祭りに登場するなど、様々な話題となった鷲宮。 今年も、幸手市で原作者が以前生活していた旧宅を 「こなた」 の家として再現、公開し、ファンの集う場所にするなどの企画もあり、まだまだ熱は冷めやらないようです。
東京都産業労働局と業界団体 「日本動画協会」、アニメなどの専門学校が連携し、アニメ業界を志す人たちのために作った 「アニメの教科書」。 この中に、「動画制作の中国や韓国への外注が進んでいる」 との表記が。
また 「国家戦略でアニメの育成に取り組む中国・韓国」 を見据え、アニメ大国日本を維持し、さらに発展させていくための国内の人材育成を図ることが急務としています。
この 「アニメの教科書」 は、アニメ制作現場で押さえておくべき最低限の知識や常識、基礎的な教養をまとめた 「教則本」 となっており、とりわけアニメの命とも云える 「作画力」 の向上を中心にすえているのが特徴。 安易に外注に頼らず、国内のアニメーターの育成を図るべきとの声はアニメ業界に元々根強くあるだけに、具体的な対応が待たれるところです。
文化の分野に国や自治体があれこれ口を出しすぎるのは危険ですが、税制や各種許認可などで、就労環境や制作環境を改善し支援する方法はたくさんあります。 経済バブルが弾けて物づくりが叫ばれるようになっている昨今、多くの労働者と経済効果を持つアニメ業界は、「娯楽」 以前に 「日本の産業」 として無視できるものではなくなっています。 ぜひとも良い方向に政策が向かうことを期待したいものです。
なおこの教科書は、4巻セット初版3,000部で税込み 10,290円。 予約受け付け中で、1月7日より、東京アニメセンター(こちら) 内でも販売されます。
掲示板 「2ちゃんねる」 の管理人といえば、開設以来ひろゆき氏となっていましたが、ご本人のブログにより、シンガポールの法人 「PACKET MONSTER INC」 へ掲示板の管理権を譲渡したとのコメントが掲載されました。 すでに利用規約の名称が同社になり、ドメイン 「2ch.net」 の WHOIS も書き換わっています。
かねてから同氏は 「書き込んだ人間ではなく管理人に法的責任が行くのはおかしい」「裁判を起こされても同日同時刻裁判などで出席が物理的に不可能で、しかも欠席すると自動的に敗訴になる」「敗訴になり賠償命令が出たので無視したら、何も起こらなかった」 と述べており、管理人の管理責任を登記だけの形式的な外国法人に移して事態の打開を様子見しつつ図ろうとしている様子なのでしょうか。 それともいつものネタなんでしょうか。
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新年明けましておめでとうございます。 いつも 「同人用語の基礎知識」 をご覧いただきありがとうございます。 本年もよろしくお願いいたします<(_ _)>