もはや一般用語になった誤変換当て字 「垢」
「垢」(あか) とは、「アカウント (Account)」 の 誤変換当て字 による言い回しです。
アカウントとは、利用者・会員として ネット における特定サービスや ゲーム (ネットワークゲーム) などを利用する権利などを指しますが、単独で使われる場合もあれば、アカウント関連の様々な用語と複合して使われることもあります。
例えば誰でも外部・内部から参照・閲覧できる状態の公開されたアカウントを 「公開垢」 と呼んだり、制限された 鍵付き のアカウントを 「鍵垢」、メインで使っているアカウントを 「本垢」、アカウントを剥奪される (BAN される) ことを 「垢BAN」 と呼んだりします。
もはや 「垢という文字には2つの意味がある」 みたいな状況に
漢字本来の 「垢」 は体や物についた汚れや老廃物を指しますが、あまりに 「アカウント」 の意味で使われすぎていて、2000年代以降は ネットスラング というよりは、「垢という文字には2つの意味がある」 みたいな状況になっているかも知れません。 掲示板 や チャット などに 書き込み をする際に 「あか」 と入力するとおおむね 「垢」 が第一候補として変換されたりするので、これはやむを得ないことなのかもしれません。
なおアカウントはネットやネトゲを利用していると必須のようなものなので、関連する用語や言い回しも膨大にあります。 アカウントの項で代表的な言葉をまとめていますので、時間と興味がありましたらご覧ください。