生まれてから死ぬまで、あるいは単に長い間を意味する 「永遠」
「永遠」(えいえん/ とわ) とは、「終わりのない無限に遠い未来」「過去・現在・未来の全て」 といった意味の言葉です。 永久とか恒久、悠久、エターナル (Eternal)、あるいは永遠な存在を示すものとして不朽、不滅と呼ぶこともあります。 対義語は極めて短い時間をあらわす刹那や一瞬、瞬時、秒 などです。
一方 ネット の世界では、単に 「長い時間」「ずっと」 という意味の過剰表現、あるいは 「延々」 の誤記や 誤変換当て字 として、ある種の ネットスラング のような扱われ方がされる場合もあります。 例えば 「週末は永遠と ゲーム をしてた」 といった使い方です。
この意味のズレというか使い方の変化は、単純に 「延々と」 のタイプミスから生じたとか、人気ユーチューバーの口癖やそれを 切り抜き動画 にした際のテロップ文字起こしの誤字などから生じた部分もあるのでしょうし、ネット特有の何でも大げさ・過剰に表現する面白みからあえて使っている部分もあるのでしょう。
様々な意味ズレが生じた言葉
微妙に意味がすり替わった言葉には、同じような使い方をする 「一生」 があります。 こちらは 「延々と永遠」 のように聞き間違いや誤記から生じる可能性が薄い言い回しですし、「永遠と」 が使われだした頃からかなり後になってから出てきたので、あえて過剰な云い方をしているものなのでしょう。 もっとも 「一生のお願い」 を何度もする人もいますから、こちらもネット以前から意味がズレたり軽くなっている部分はあります。
この他、掲示板 2ちゃんねる などで使われるようになった 捗る とか 優勝 とか 正義 などでも偶然・意図的問わず、同様の意味のすり替えは見られるものです。