同人用語の基礎知識

活動者

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様々な活動をしていてどれかひとつに絞れない 「活動者」

 「活動者」 とは、何らかの創作活動を行っている人、クリエイターをふんわりと表現した言葉です。 似たような概念の言葉には 「表現者」 とか 「投稿者」(あるいは制作者) もあります。 よく使われるのは動画の 配信者生主・ユーチューバー) や Vtuber、演者や動画制作者、音楽制作者、歌い手、踊り手さんなどですが、漫画家やイラストレーター、ゲーム制作者などでも使われることがあります。 自称・他称はあまり問いませんが、クリエイターや表現者よりは活動者の方が、あまり気取った感じがしなくて自称しやすいかも知れません。

 配信しているなら配信者や生主やライバー、マンガ を描いているなら漫画家と呼べば良いのに、なぜ活動者などとふんわりした言い方になるのかと云えば、これらの創作活動を行っている人の多くが、しばしば生配信をしつつ 歌を歌った り踊ったり楽器を演奏したり を描いたり、あるいは何らかの解説をしたりレビューをしたり自分がやっている 趣味 分野の紹介をしたりと、活動内容のどれかひとつだけを取り上げて 属性 をあらわすのに不向きなマルチ・クロスオーバーな活動を同時進行、あるいは比較的短期間のうちに移り変わりながら行っているからです。

 例えば動画制作者を名乗り動画制作中心で活動していた人が途中から生配信ばかり行うようになると、それまでの視聴者や ファン から 「動画制作者じゃないじゃん」 と ツッコミ を入れられたり、「もう動画は作らないんですか」 と惜しまれたり 残念 がられたり、場合によっては強い批判に晒されることもあります。 様々な分野に手を出している人、出しそうな人の場合、肩書をいくつも持ったりころころと変えるよりも、たった一つで全体を網羅できる 「活動者」 は便利なものでもあります。

 また生主やライバー、あるいは漫画家やイラストレーターといった肩書を持つ人たちの中には、その道を極めたようなものすごく大きな存在となる有名人が大勢います。 あれもこれもと様々な ジャンルカテゴリ で活動する駆け出しだったり若い人の場合、それらの人達と同じで偉そうに見える肩書を自らに使うのを、躊躇したり遠慮するといった部分もあります。 クリエイターやアーティストといった美称も、口幅ったくて自分に対して使うのはおこがましい、恥ずかしいという認識を持つ人が多いでしょう。

マルチ・クロスオーバーな活動が当たり前になる中で

 似たような言葉に 絵描き を表す 絵師 もあります。 漫画家兼イラストレーター兼ゲームクリエイター兼〇〇兼… みたいなマルチな活動をしている人をざっくりくくって表現する美称ですが、ネット の時代の創作活動は多岐に渡るケースが多いため、ふんわり・ざっくりした言い回しで何となく ニュアンス を伝えるような 属性名乗り が好まれるのかもしれません。

 なお活動者を名乗りながらも、いくつかある活動内容のうちどれかが中心や核になっている場合は、例えば 「絵描きよりの活動者」 とか 「歌ってみた系活動者」 みたいに表現する場合もあります。 ある特定の 性癖 にそった活動をしている場合に性癖名で活動者を名乗ることもあります。 例えばそれが ロリ だったら、ロリ専活動者みたいな感じです。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2020年2月8日)
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