格差があり過ぎて勝負にならない… 「ダンチ」
「ダンチ」 とは、「段違い」 の略語です。 通常は 「段違いにすごい」「ひどい」 といった比較対象の大きな落差を表現するために使い、ネットスラング や おたく用語 ではない古くからある若者言葉、くだけた日常用語のひとつとなります。 略語とはいいつつ1文字程度しか略されていないのが面白みのあるところですが、会話での言葉選びは勢いも大切ですから、「段違いだ」 よりも 「ダンチ」 の方が相応しい シチュエーション があるということなのでしょう。
なお似たような意味となる言葉に 「レベチ」 があります。 こちらは 「レベル が違う」「違いすぎる」 という意味の略語ですが、合体して 「レベルダンチ」(レベルが段違いに違う) という言い回しとなることもあります。
勝負事では何かと戦力比の話題で使われる 「ダンチ」
「ダンチ」「レベチ」 はいずれもスポーツや ゲーム、何らかの争いごとなど、勝負にまつわる状況で使われることが多く、実力の差がありすぎて勝ち負けが最初から分かってしまう場合や、いざ戦ってみたら一方的な展開に陥った際などに使われることが多いでしょう。
なお 「次元が違う」 で 「ジゲチ」 という言い回しがあるとの話もありますが、「ダンチ」「レベチ」 と比べるとその 認知 はかなり低いと云えるでしょう。 「役者が違う」 で 「ヤクチ」 は聞いたことがありません。