仲間に一人いると物事が早く進み場も明るくなる… 「フッ軽」
「フッ軽」(ふっかる) とは、そのまんまですが 「フットワークが軽い」 の略となる若者言葉・ネットスラング です。 遊びや飲み会を催したり連絡係を引き受けたり、誘いのメッセージや メール に即反応して断ることなく積極的に参加したり、やたらと行動力・機動力があって新しいことを思い立ったらすぐに始めるようなアクティブな人を指します。
また友人知人といった仲間内でのつきあいが良いのはもちろん、初対面の人、友人の友人といった直接は知らないような人とも連絡のためのルートを独自に作り、すぐに打ち解けて仲間にしてしまうようなコミュニケーション能力の高さ (コミュ強)、それに伴う若干の強引さや鈍感さ (意図的なものも含む) も併せ持っています。
一般的には好ましい個性と考えられ、他人を指して呼ぶ場合は誉め言葉になるケースが多いでしょう。 おおむね明るい性格 (陽キャ) だと認識され、リア充 や ウェイ系 との類似性も高く、人懐こい性格だと考えられることが多いでしょう。 一方で考えるより行動が先という部分で思慮が浅く、時として失敗や無用な誤解、トラブル を招く場合もあります。 とはいえ日ごろ助けられることが多かったり憎めない性格だったりもするので、あまり深刻な問題になるようなことは少ないかも知れません。 こういう人が仲間内に1人いると何をするにせよ捗りますし盛り上がります。
周囲の人の腰が重すぎ、無理してフッ軽の役割をせざるを得ない場合も
取り立ててフッ軽ではないけれど、周囲の人間のフットワークが余りに重く動きが鈍いため、それらの人たちと比べると若干軽い人、あるいは何らかの義務や責任、立場上のあれこれでフッ軽のふりをして無理を重ねるような人もいます。 例えば職場で何らかのプロジェクトを遂行する、仲間内でどこかに旅行に行くといった 「デッドライン」 が決まっているような事案に対して、誰も動かないため仕方なくいつも動く羽目になる人です。
世話好きというか、そうした役割が根っから好きな人もいるのでしょうが、基本的に連絡だの確認だのは誰だって面倒だし楽しくはない雑作業です。 特定の人にそれが集中し、周囲も頼る一方となると、突然 キレ たり精神的に追い詰められてしまうこともありますから、それぞれがその時々で負担を分担したり、最低限の連絡はこちらからもするくらいの協力はあっても良いでしょう。 いやまぁ 筆者 も腰が重い方なので、それがなかなか難しいのですけれど。