大勢の仲間と常に集まって盛り上がる… 「ウェイ系」
「ウェイ」 あるいは 「ウェイ系」 とは、大勢の仲間と 「ウェ〜〜〜〜イ!」 みたいな声を掛け合って盛り上がる人たちのこと、仲間と常に群れていたり、飲み会やパーティーやバーベキューなど、アルコールが入った集まりが好きな人たちのことです。 似た言葉で 「パリピ」(パーティーピープル/ パーティーピーポー) もあります。
一般的には友人や知人が多く フッ軽 で先輩後輩の付き合いも活発、表情や表面的に感じられる性格も明るい人、コミュニケーション能力が高い人 (コミュ強)、いわゆる リア充 (リアル生活が充実している) や 陽キャ (陽気な キャラ)、ムードメーカー やアッパー (周囲の気分や 雰囲気 を上げる、明るくする) といった人たちとなります。
2ちゃんねるなどで 「俺たちと違うやつら」 を指す言葉として流行
言葉自体はウェイ系の人たちとは異なる人たち、あるいは対極にあるような人たちが、「あいつらは俺たちとは違う」「ノリ についていけない」 とのレッテルのような言葉として使われるようになったものです。 もっぱら 2ちゃんねる といった 掲示板 などで、おたく や リア終、根暗・陰キャ (陰気なキャラ)・ダウナーと呼ばれるような人たちが、揶揄・敵視の言葉として使うケースが多いと見られがちでしょう。
とはいえ、それ以前に似たような意味で使われていたリア充の場合は、いくばくかの羨ましさとか僻みの ニュアンス はあったものですが、ウェイ系の場合は、そもそも大勢でバカ騒ぎする飲み会とか週末をつぶしてまで行うバーベキューなどに魅力を感じない人も多いので、「こっちに近づかないでくれ」「そっちはそっちで勝手に楽しくウェイウェイやっててくれ」 との忌避のニュアンスが 強い言葉 かも知れません。 より古い言葉で云えば、ヤンキーや DQN (ドキュン)、マイルドヤンキー (地方の郊外に住む、ヤンキーっぽい価値観や小中学校時代からの人のつながりの中で生きている地元意識の強い人) あたりが比較的近い 概念 に当たるのでしょう。 羨ましいとか嫌いだといった意味ではなく、うるさくて迷惑だといった ニュアンス です。
また時代を経るにつれ、大学やらバイト先やら職場やらの飲み会参加を面倒に感じたり、そもそも飲酒に興味がなかったり。 先輩後輩の関係性やちょっとした顔見知りへの配慮などに煩わしさを感じる人も少なくない状況となり、「陽キャ vs 陰キャ」 のような対立軸としてのニュアンスは薄れているかもしれません。