超有名キャラからマイナーキャラまで
アニメ や マンガ、ゲーム、小説や ラノベ やその他で、ある個性を文字や 絵 で表現した架空の人格や人物、動物、ロボット、存在の事を 「キャラクター」 と呼びます。 略して 「キャラ」 とも。
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キャラクター 「なべ奉行 ひなこ」 |
「キャラクター」 を作ることは、「キャラ造形」 の他、「キャラクターデザイン」(キャラデザ) などとも呼びます。 またキャラクターの個性を打ち立てることは 「キャラを立てる」、個性や特徴が際立って存在感がある場合は 「キャラが立っている」 などと呼びます。 これはマンガ原作者として著名な小池一夫さんが、後進育成の場の作品論の中で初めて提唱した云い方だとも云われます。
なお オリジナル のキャラ (オリキャラ) の場合、世界観 から全てを自分で作ったオリキャラの他、既存作品の世界観などを使い新しく自分で考えたオリキャラやそれが活躍する作品 (二次創作オリジナル/ 二次オリ) を指す使い方もあります。
例えば美少女戦士セーラームーンなら、元作品には登場しない自分オリジナルのセーラー戦士を創って活躍を描くような作品です。 キン肉マンのオリジナル超人などもそうですね。 こうしたキャラはメアリー・スーと呼んだり、そこに作者や 読者 自身を強く投影したり重ねる場合は 夢 として扱われる場合もありますが、それぞれの違いや共通部分は人によって様々で、かなり複雑です。
キャラもの同人のあれこれ
一般に 「キャラクターモノ」 と云えば、アニメやゲームキャラの商品やグッズ類などを指しますが、同人用語 としての 「キャラクターモノ」 は、サンリオといったキャラクタービジネスで用いられるキャラや企業マスコット (エココちゃんや でんこ、でじこ、イオカさん等)、あるいは作者自身が創作したオリキャラ (ネコミミ 少女などなど) を中心に扱う 作品ジャンル を指すことが多いでしょう。 商業展開しているもの、企業や他社が権利を持っているものの場合は、版権もの と呼ぶ場合もあります。
「キャラクターモノ」 の特徴や創作の楽しみは、誰もが知っているキャラを作家の発想で生き生きと動かし得る、その自由さがあります。 多くの 「キャラクター」(とくに企業マスコット) は固有のストーリーを持たず、ごく大雑把な 設定 があるのみなので、性格や世界観を (一定の制約はあるにせよ) いちから作り上げる楽しみがあります。
またそれとは反対に、一般にはあまり知られていない “知る人ぞ知る” 的なマイナーキャラクターを拾い上げ、ごく少数の選ばれた(?) “知る者同士” で楽しむ、マニアックな内輪的楽しみもあります。 ご当地キャラや地方 限定 商品のイメージキャラなどがそうですね。 あまりにマニアックだと、そのキャラを選んだこと自体が ネタ としての面白みを持ちますし、自分と同じ感性やレベルにある人を見つける楽しみもあります。
一般的には、多くの人が集まる コミケ などの大規模イベントの一角でサークルを見かける地味なキャラクター関連のものが多いのですが、同人人口の増加やイベントの多様化などにより、プチオンリー などが開かれるケースもあります。
キャラもので同人される場合は、回りを見渡してからにしましょう
ただし前述したサンリオやディズニーといった企業では、著作権 の考え方が一般的なそれより格段にシビアですし、企業マスコットの場合も、例えば 18禁 を含むような 二次創作 の作品を厳しく制限するなど (企業のイメージアップのためのマスコットなのですから、当然と云えば当然なんですけど)、パロディ の作品を描く場合には特段の注意が必要な場合が少なくありません。
とりわけディズニーは、同人誌 の 印刷 を請け負う 印刷屋 さんやその集まりが、「同人誌制作は一切受け付けません」 と事前に異例のコメントを出すなど (2002年にスクウェアが発売した 「KINGDOM HEARTS」(KH)」 など)、かなり対応はシビアです。
コミケの注意書きなどにも適時この手の問題についてのアナウンスがあるので、「ちょっと厳しそうだな」 と思えるような版元の作品を扱う場合には (有名どころだと、任天堂、コナミ、小学館あたりか…)、きちんと調べるなり、資料に目を通すなりしましょう。 虎の尾を踏んで自分が大変な目にあうのも大変ですし、場合によってはそれだけでは済まず、ひょっとしたら同人世界全体を巻き込む大騒動になるかも知れません。
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