同人用語の基礎知識

キャラ勝ち

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実力ではなくキャラの能力で勝つ… 「キャラ勝ち」

 「キャラ勝ち」 とは、対戦格闘系の ゲーム などで、プレイヤー の腕 (テクニック、ゲームスキル) ではなく、使用した キャラ の 「性能」 で勝つことを侮蔑的にあらわす言葉です。

 基本的に対戦格闘ゲームでは、どのキャラクターを使用してもあまり差がないような配慮を、バランスの調整として 設定 しているものです。 しかしそれでも対戦に バランスブレイク を生じるような、やたらと強いキャラ、使いやすく有利になるキャラというのは当然出てきますし、戦うキャラ同士の相性などもあります。

 そこでプレイヤーの技量ではなく、単に強いキャラを使ったからこそ勝てたと思われる場合などに、侮蔑的に 「キャラ勝ち」 などと呼ぶようになりました。 ただしこれは、負けた側の負け惜しみの場合も多いので、使い所は微妙です (反対に、弱いキャラを使ったから負けただけだとの意味で、「キャラ負け」 といった言い方もあります)。

 その後この言葉は、クルマで速さを競うレーシングゲームでの車種選びや、ファンタジー系 の RPG におけるキャラの種族やジョブなどでも使われるようになり、他人に対して罵倒目的で使う一方、自分自身で 「勝ったといっても所詮はキャラ勝ちだから」 といった ネガティブ自虐的、あるいは謙遜した表現としても使われています。

 なおキャラやユニットの性能ではなく、単に運が良かっただけだといった場合は、運勝ちや運勝ちマン と呼ぶこともあります。 こちらもキャラ勝ち同様、自称他称の使い方がそれぞれあります。

逆に難しいキャラ、弱いキャラで勝つと賞賛されることに

 キャラ勝ちしやすい強いキャラがいれば、逆に使いにくく弱いキャラもゲームによっては存在します。 そうした弱キャラをわざわざ使うというのは、ある種のハンデ、縛り を自らに課すことでもあるので、それでもなお勝つというのは、それを操作するプレイヤーの腕が良いということになります。 当然ながらこれは称賛の対象ともなるでしょう。

「性能のおかげだということを忘れるな」 とのフレーズも

 似た ニュアンス の言葉・フレーズに、「性能のおかげだということを忘れるな」 もあります。 これは アニメ 「機動戦士ガンダム」 において、アムロが搭乗したガンダムと戦い敗れた敵将ランバ・ラルによるセリフ、「見事だな。しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ」「そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな」(第19話 「ランバ・ラル特攻!」) に由来します。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2007年8月10日)
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