弱いキャラだから負けただけなんだからね…! 「キャラ負け」
「キャラ負け」 とは、他プレイヤーと対戦型の ゲーム などで、プレイヤーの腕 (テクニック、ゲームスキル) ではなく、使った キャラ や ユニット の 「弱さ」 で負けたことを指す言葉です。 一般に対義語は、キャラの性能で勝つことを表す 「キャラ勝ち」 となります。
格闘ゲームやレーシングゲームなど、他者と対戦する形のゲームでは、どんなキャラやユニットを選ぶかによって有利・不利が発生します。 プレイヤーが自分の好きなキャラを選べるよう、あまり極端な偏りが生じないようバランス調整がなされている場合もありますが、カードバトルゲームなどは対戦相手によってはっきりと得意不得意が分かれている場合もあります。 そうした中、キャラやユニット、カード類の選択を間違えただけ、運が悪かった、決してゲームスキルが劣っていたから負けたわけではないとの言い訳や、負けた対戦相手への慰めとして使われるのがこの 「キャラ負け」 です。
とはいえ負けの原因が単なるキャラの弱さ・組み合わせの 不運 だとすると、勝った側はキャラ勝ちしただけ、運が良かっただけとなり、勝利 の価値を否定する言い方にもなってしまうでしょう。 そうしたこともあり、キャラ勝ち同様、ネガティブ な言葉として嫌う人も少なくない言い回しとなります。 そもそもキャラ 縛り がないのなら、強いキャラだろうが弱いキャラだろうが選んだ時点でゲームは始まっているわけで、結果はそれについてくるだけのものだとの考え方だってあります。
弱キャラを選択したハンデ戦でうっかり連勝してしまうと…
一方、プレイヤースキルに明確な差がある場合、ある種の縛り・ハンデとして、一方が弱いキャラやユニット、カード類で戦う場合もあります。 キャラやユニットの性能差でプレイヤーの実力差を埋めて対戦を面白くするためのものですが、これでうっかりハンデ側が連勝するなどすると、微妙な空気が流れたりします。
スキルが高いプレイヤーは、たとえ弱いキャラやユニット、カードでも弱さをカバーしつつ戦う方法を知っていますし、強いキャラの意外な弱点を熟知していて、結果として 「いやらしい攻撃」 になりがちな場合もあります。
あからさまなハンデをもらったのに負け続けるプレイヤーは敗北感が募りますし、それをバネに頑張ってスキルを上げてくれればゲーム仲間として喜ばしいですが、「もうお前とはやらない」 などと キレ られてしまっては、せっかくの対戦ゲームの楽しさも台無しです。 ここらはゲームの楽しみ方というより、人間関係とかコミュニケーションの話になるのでしょうが、弱キャラ・強キャラを上手く使いこなして、楽しくプレイできるといいですね。