同人用語の基礎知識

敗北/ 大敗北

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負けっぱなしの人生でした… 「敗北」

 「敗北」 とは、対立する2人以上もしくは2つ以上の勢力が競争や 戦闘バトル に至った後に生じる結果の一つで、一方がもう一方に打倒されたとか劣位になったことを指す言葉です。 屈服や負けや逃亡を含み、敗北した側にしばしば強い 挫折 や失望、精神的なショックをもたらします。 また利害関係に基づく争いの場合は相手への譲歩や何らかの損失を被ることもあります。 敗北した者は敗北者や敗者、軍事 では敗軍などと呼びます。 対義語は 勝利 です。

 ちなみに 「敗北」 の 「北」 は何なんだとの話もありますが、これは逃げるとか背くという意味です。 少し古い文章などでは 「北げる」「北く」 と書いてあることもあります。 日が昇る南に対し日が沈むのが北であり、一般に不吉な方角を指すものとされています。 古代の王は儀式や玉座に座る際に南向きになるとされ、正面が南で背面が北になります。 北という文字は人が背中合わせに立っているような形からきており、人々が争い離反するようなイメージなのでしょう。

 敗北は対義語の勝利とともにスポーツや何らかの競いごとや争いごとを含め、日常 の生活などでもよく使われます。 なかでも ゲーム においては、プレイ結果に対する評価として頻繁に用いられます。 相手が人間であれコンピュータプログラムであれ、ゲーム内ルールに基づいて勝ち負けの裁定が下されます。 とくに完膚なきまでに叩きのめされたことは完敗 (完全敗北) と呼びます。 ネットスラング や若者言葉としては、単に予想が外れた、爆死 したといったケースでも敗北や大敗北が使われることもあります。

敗北を活かせるかどうかが人生の分かれ道

 人は誰だって勝負には勝ちたいものですし、負けたことを恥じて隠したくなることもあります。 しかし失敗は成功の母とも云いますし、敗北を細かく分析することで、自分の弱点や改善点を見つけ出すこともできます。

 人生で一度も負けることなく勝ち続けるのは無理なので、敗北をどう活かして自己成長の一助にするかで、その後の結果が変わるとも云えます。 一度の敗北が命取りになったり トラウマ となって人生にのしかかることもありますが、敗北を経験することで困難に立ち向かう力が養われることもあるでしょう。 場合によっては 「負けるとわかっていても挑戦しなければならないこと」 だってあるのが人生です。 とはいえ人間は弱いものなので、できれば敗北 (そして勝利も) を分かち合える家族や佳き友人は持ちたいものです。

 ちなみに 「めけを認める」 といった形で 「負け」 ではなく 「めけ」 と表現する場合もあります。 これは 2000年11月26日に 2ちゃんねる の 「化粧@2ch掲示板」 に立てられたスレッド、「ファンデーション、素敵だったもの」 においてスレ主さんの コメント から生まれた言葉で、「負けず嫌いな皆さん、素直にめけを認めてね。」 に由来します。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2015年10月17日)
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