いつまでも年をとらず、ずっと微笑んでるんだ…
おまけにオシッコもオナラもしないんだぁ…(ふらぁ…)とか云い出すと、やばいです (^-^;)
現実世界に対して、紙やモニタ上に印刷・表示された マンガ や アニメ などの平面的な世界のことを 二次元 と呼びます。 で、現実世界 「三次元」 の実在の人物 (あるいはその写真) ではなく、アニメの キャラクター やマンガの登場人物が好きな人を、とくに 「二次元コンプレックス」「二次コン」 と呼ぶようになりました。 もっと直接的な表現では、「二次元おたく」「二次ヲタ」 などと呼び方も。 また隠語で 「虹」 などとも呼びます。
「二次元」 の対義語は 三次元 や 惨事、「二次コン」 の場合は 二次元童貞 とか リア充 (リアル生活が充実している人) などとなります。
二次元と三次元の狭間で
もっとも最近では、CG (コンピュータグラフィックス) キャラの 「3D (リアル)」 化が進んでいたり、また二次元キャラ (アニメキャラ) などの三次元 (フィギュアなど立体) 化もしているので、使い方はちょっと微妙です。 そもそも絵柄や技巧に 立体型・平面型 みたいな分け方がされることもありますし。 あるいは二次元キャラの コスプレ に 萌え を感じる ファン はどうなんだ、とか、コスプレAV はどうだ、魔改造 や 「美少女フィギュアAV」 はどうなんだ、とか (これらは 2.5次元 などとも呼びます)。
結果、最近では 「美少女アニメ風の女の子」 が好きな人の代名詞としてのみ、使われる場合が多いようですね。 しかし真性の二次コンって、ほんとのところ、どのくらいいるんでしょうか
ところでアニメや ゲーム が好きないわゆる おたく の副業として多いのが、鉄道とアイドルですが、うちアイドルが好きな人に関しては、“現実に存在している人物” が好みだって点で、「二次コン」 には含まない考え方が普通なんですよね。 しかしよく見てみると、「実物には興味がない」「写真集やテレビなどだけでいい」 ってファンも、意外や結構多くいる印象があります。
実物には興味がない…って点は、おそらく 「実物を見てみて (会ってみて) もし自分のイメージと違っていたら夢が壊れるから」 って理由からだと思うのですが、だとしたらこれは、立派な 「二次元コンプレックス」 と呼んでも良い状態だと思います。 どうでしょうか…?
マンガはマンガ、リアルはリアルのリアリスト、女性ファンたちも…
なお2次元ヲタというと、長らく男性中心だと思われてきましたが、実は 腐女子 を中心に、女性ファンがものすごく多いのがその特徴ともなっています。 以前は完全な同人ファンやマンガ・アニメファンの人でも、実は主婦だったりってなケースが多かったんですが、最近は現実世界はそっちのけ、2次元の世界にドップリとつかるタイプの女性ファンがどんどん増殖しているらしいのですね。
女性は芸能同人なども 「やおい」 作品として料理してしまうので、2次元にこだわる同人作家やファンが相対的に少ないと思われがちですが、全体の数が男 (おたく) などよりはるかに多いので、希釈されて見えるのかも知れません。
ちなみに 筆者 の好きなアニメキャラと云えば、それこそ子供の頃からたくさんいる訳ですが、本業であるセーラームーン関係を除く
お前、これに勝てるのかよ!勝てる自信あるのかよ!その根拠はなんだよ!
なお 「二次元」 ヲタの家に遊びに行った女の子が、その 「おたく」 のパソコンのモニターに映ったアニメ美少女を見て、「へ〜、こんなのが好きなんだ? 変なの〜」 とうっかり口を滑らせたところ、その 「おたく」 が真っ赤になってその女の子に言い放ったセリフに、「お前、これに勝てるのかよ! 勝てる自信あるのかよ! その根拠はなんだよ!」 ってのがあります。
似たような云い回しにはこの他、「三次元の分際で」「三次元で萌えなどと片腹痛い」「三次元の出る幕などないわ」「引っ込め三次元」「三次元など100兆光年早い」「本妻は二次元、三次元はセフレ(セックスフレンド)」 なんてのもあります。
またこれまでの人生において、自分が3次元・2次元それぞれに関わった時間の比率のことは 3D/2D比 と呼びます。 例えば1日24時間のうち、寝ている8時間を除く16時間の半分をアニメに費やした場合は、3D/2D比は1対1となります。 短期的に2次元が3次元を上回ることはあるのでしょうが、人生トータルで見て2次元が大きい場合は、かなり二次コンの疑いが濃厚となるでしょう。