次の3つの中から選んでください→フラグ立ったあぁぁぁ!
「三択恋愛」 とは、美少女ゲーム(恋愛シミュレーションゲーム) のことです。
多くの恋愛シミュレーションゲームや恋愛要素のある美少女ゲーム、エロゲーム (美少女ゲー/ エロゲ) が、システムとしてゲーム内の選択肢を選んでストーリーを続けていくタイプだったため、こうした ゲーム による擬似恋愛を 「選択肢恋愛」 とか 「三択恋愛」 と呼ぶようになりました。 対義語としては、リアル恋愛、あるいは リア充 となります。
単に実際の恋愛経験のない人が、自分を 「三択恋愛なら経験がある」「三択恋愛なら経験豊富」 なんて 自虐的 に使ったりもしますが、実際に本物の人間、ゲームではないリアルの世界で恋愛のチャンスに恵まれた時に、あれこれ会話やコミュニケーションを取るのを 「三択恋愛で鍛えた会話テクニックでもう彼女はメロメロ」 なんて使い方をする場合もあります (まぁ自虐的な表現に違いはありませんがw)。
実際の恋愛でも、あるいは単に友達や同僚とのコミュニケーション、もしくは営業先の顧客とのセールストークなどでも、頭の中では様々な選択肢を思い浮かべ、どのオプションを選んだらその後どう展開するのか…なんて考えて行動するものですが (あらかじめトークデッキを組んでみたり)、異性はとりわけ 「何を考えているかわからない」 ものですし、最初の恋愛的なコミュニケーション思考をリアル世界でやったか、ゲームでやったかってのは、結構大きな影響を与えるもののようです。
まぁここらは、ゲームが登場する以前にも、恋愛ハウツー本などでケーススタディみたいな紹介のされ方もしていましたし (ハウツー恋愛とかマニュアル恋愛などといった侮蔑的な ニュアンス を持つ呼び方もあります)、そのメディア違いといった感じでしょうか。
VIP板で話題となった 「痴漢男」 とともに 「三択恋愛」 も
なおこの 「三択恋愛」 という言葉が、一部 掲示板 のスラングから ネットスラング として広まったきっかけとしては、掲示板 2ちゃんねる のVIP板(ニュース速報(VIP)@2ちゃんねる) で2004年11月5日に書き込まれた発言から発展し、人気となった 「痴漢男」 がありました。
その後この 「痴漢男」 は書籍化、映画化もされましたが、それら 商業 展開の前に、ネット の住民のペンネーム YOKO氏による自主制作の マンガ 版がネット連載の形で公開。 そのあまりのデキのよさから話題となり、2005年頃に大人気に。 あわせて作品中で度々登場する 「三択恋愛」 という言葉がネット 界隈 で広く使われるようになりました。
おかしい…何でフラグが立たないのかーー!!
なお女の子 キャラクター の状態や、ストーリーの状況によって登場する選択肢は、しばしば恋愛の先行きや内容を決めるものです。 そしてマルチエンディング形式のゲームなどでは、最適な選択肢を選び続けていかなければ、誤ったイベント (女の子の出現条件が変わって、望みのキャラが登場しなくなったり エンカウント しなくなる) が発生したり、よくない フラグ が立って挽回不能になったりもします。
ゲームでも実際の恋愛でも、選択肢をきちんと選ぶのは大切です。 たった一度の失敗、一回だけの失言で全てが台無しになるのは、人間関係ではよくあることです。 それがテレビゲームやパソコンゲームならリセットを押せば最初からやり直すこともできますが、実際のリアル行動では、リセットはありません (電源はありますが…)。 恋愛や異性ばかりに振り回される生き方もどうかと思いますが、最適な選択が行えるよう、常に準備はしておきたいものです。 まあ長い人生、それなんてエロゲ なんて茶化されるような恋愛をしてみたいものですね。
っていうか、こんなことなら若い頃に奇跡的に交際できた彼女と別れるんじゃなかったよ…。 100回 セーブ してバックアップもしとくべきだった…。