死亡フラグやブラックフラグ…人生には危険なイベントいっぱい\(^o^)/
「フラグ」(Flag) とは、そのまんまですが日本語で 「旗」 という意味です。 ただし 「フラッグ」 と呼ばず 「フラグ」 と呼ぶ場合には、シナリオ (ストーリー) 分岐タイプやマルチエンディングタイプの ゲーム などで、その先のストーリー展開やゲーム内の状況、クエスト の種類が大きく変わる節目、分岐点になる 「変数」「条件」 と、それによる 「目印」 のようなものを示します。
ゲーム内で 設定 された、プレイヤー の目には直接見えない特定の条件 (所定の場所に行った、所定の キャラ と会話した、所定の会話を選択した、など) を満たすと 「フラグが立った」 となり、ある種の 隠しパラメータ が出現、その立った目印として特定の イベント が発生し、ストーリーが分岐します (後戻りは不可)。
本来はその条件、変数こそが 「フラグ」 であって、それを満たした結果でてくる反応 (イベント) は 「フラグ」 とは呼ばないのですが、見た目で分かりやすく、また 「フラグが立った」 という意味が重要視されることもあり、目に見えないプログラム的な 「フラグを察知する」 ためのシグナルとしてむしろそちらの使われ方が広がり、その後ゲーム以外の作品の話題の際や、あるいは日常生活でも慣用句として使われるようになりました。
「伏線」 や 「予兆」 に代わり、「フラグ」 が日常の会話でも登場
なお 「フラグ制」 によるゲームが登場する以前は、マンガ や アニメ のストーリー展開上の言葉として 「伏線」 という呼ばれ方をしていました。 こちらも意味としてはほぼ同じなのですが、「フラグ」 の方が使い勝手が良く、また ネット でゲーム 攻略 情報などのやり取りが盛んで頻繁に使われる言葉で耳なじみがしていることもあり、パソコン通信 の時代から取って代わり、わりと使われる言葉でした。
ただし 死亡フラグ や 生存フラグ、恋愛フラグ、あるいは ブラックフラグ という慣用句として おたく の世界以外でも盛んに使われるようになったのは、2ちゃんねる などの インターネット 掲示板 の時代になってからです。 また ネトゲ (オンラインゲーム) のプレイやピアキャス・ニコニコ動画のニコニコ生放送などの リアルタイム 中継などで、親が部屋に来そうだ、来た、なんてのを 親フラグ (親ふら/ おやふら) などと呼ぶようにもなっています。
なお実際にイベントが発生 (発動) してその結果に巻き込まれることは、回収 (フラグ回収) や消化 (フラグ消化) と呼びます。 またせっかく 「フラグ」 が立ったのに、それを台無しにするような人、キャラは、フラグクラッシャー などと呼びます。 一見フラグが立ったように見えてプレイヤーに期待させて実際はフラグが立ってないようなものは、偽フラグ・ダミーフラグ などと呼びます。 さらにフラグが立ちながらそれが無駄になったり、フラグを壊してしまうことは、フラグを折る、フラグを蹴るなどと云います。