同人用語の基礎知識

エンカウント

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RPG などで敵と遭遇することから、リアル世界の出会いまでエンカウント

 「エンカウント」 とは、英語の 「Encounter」「遭遇する」 から転じた和製英語で、主にロールプレイングゲーム (RPG) のダンジョンなどのフィールド内で、敵 (雑魚敵、エネミー) と出会うこと、およびその確率 (ランダムエンカウントにおけるエンカウント率、しばしば自キャラの移動 (歩数) に対して何度敵と遭遇するかの確率) を指す言葉です。 後には略して 「エンカ」 と呼ぶこともあります。

 ゲーム によって、あるいはゲーム中のステージの敵の種類によっても 「エンカウント」 の 概念 は異なります (ボスキャラ や、一部のアクション系ロープレゲームのように、敵がフィールド上ではっきりと見えるもの (シンボルエンカウント) は自キャラを操作して保留したり避けることもできますので、自分で戦闘遭遇する確率を調整できます)。

 しかし敵の姿が見えない 「ランダムエンカウント」 だったり、さらには 「強制エンカウント」 の場合は、ゲーム製作者の 設定 したプログラム上の一定確率 (自キャラが移動するたびごとなど) で敵と自動的に遭遇したり、予め決められた敵と必ず遭遇することになります。

 転じてリアル社会 (日常生活) における予期せぬ遭遇、避けがたい遭遇、思いがけない遭遇でも日常の若者言葉として使うようにもなりました。 例えば 「彼女と商店街を歩いていたら偶然おかんとエンカウント」「合コンで元カノとエンカした」 なんて感じです。

出会いの意味も…

 その後 「エンカウント」 は 「敵と遭遇する」(出来れば出会いたくない相手と鉢合わせする) から意味が 拡散。 本来は 「Encounter」 ではなく 「Meet」 とすべきような 「出会い」 をあらわす言葉ともなりました。 例えば ネット で友達を募集したり知り合いとなって繋がりたいというような 「○○が好きな人とエンカしたい」 といった使い方です。 ただし 「事前に予期できない」「避けようとしても避けられない」 ような意味は漠然と持っていたりします。

 なお会うと非常にまずい相手と、非常にまずいタイミングで出会うと、死亡フラグ が立つようです。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2004年2月10日)
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