取るに足らないどうでもよい相手…「雑魚」
「雑魚」(ざこ/ ザコ) とは小さな魚、十把一絡げの種類もよくわからない大量・ごちゃ混ぜの小魚のこと、転じて取るに足らないどうでもよい人や物、大物に対する小物、弱者、商品としての価値がないもの、存在感のない空気みたいな存在といった意味の言葉です。
漁業や釣りなどで魚を取る際に、売り物にならない、釣れても嬉しくないような、様々な種類が入り混じったどうでもよい小魚を大雑把にくくる言葉であり、人などに当てはめた場合は勝負する価値すらない相手との最大級の侮蔑表現として扱われることが多いでしょう。 またそうした人などを 「雑魚い」 と表現することもあります。
雑魚界の最高峰といえば 「クソ雑魚ナメクジ」
日常会話などでも頻繁に使われる 普通 の日本語ですが、様々なものと組み合わせて使われることも多いでしょう。 例えば マンガ や アニメ に登場する弱い敵や キャラ を雑魚敵や雑魚キャラと呼んだり、対戦型の ゲーム などで戦った相手の弱さを表現したり 煽る ために雑魚呼ばわりするなどが代表的です。 雑魚に弱いを接尾した 「雑魚よわ」(ザコよわ) とか、雑魚に カス を接頭した 「カス雑魚」、とくに雑魚の最大強調表現として使われる 「クソ雑魚ナメクジ」 などは、煽り力も相当なものです。
なお同じような意味で使われる言葉にはこのほか、サンピン (さんピン/ さらに強調するための 「ド」 を付けてドサンピン)、三下 (さんした)、ヤラレ (ヤラレキャラ)、チンピラ、下っ端、小僧 、ハンパもの、パシリ、ニュアンス は多少異なる部分がある ゴミ、クズ、カス、ゲームで役に立たないキャラなどを指す 産廃 があります。
これらはマンガなどではわりとよく出てくる表現ですが、さすがに日常生活で使うことはほとんどないかもしれません (小僧とパシリあたりはわりと使う人がいるかも知れませんが…)。