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メタ認知

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自分を客観視するのは時として大人でも難しい…「メタ認知」

 「メタ認知」 とは、メタ (高次のといった意味) による 認知 (対象物を知り 解釈 する) のことです。 自分が考えたり感じたり行動したことを一歩引いた高い視点から認識し直し、その主観的な思考や自分勝手な行動をコントロールする能力のことであり、ごく大雑把に云えば 「俯瞰的・客観的なものの見方による修正能力」 のことです。

 自分が何かを感じたり考えたりした時、果たしてそれは正しいのかどうか疑ってみる、自身の言動が周囲からどう見えているのかを第三者の立場に立って検討してみる、自己分析に基づく冷静な判断ができるなどが一般におけるメタ認知の代表例でしょう。

 心理学の世界では自分自身の認知に対する特性、例えば自己分析が得意かそうでないか、ある事柄を認知するために必要な知識量などが足りているかどうかをちゃんと把握・理解しているかどうかという部分と、適切な認知を得るための様々なプロセスやアプローチ (本を読んで勉強したり、自分の認知がおかしいかもと疑ってそれを訂正する発想や努力、技術) を行う能力や意思があるかどうかがメタ認知に対する重要な要素と考えられています。

 一般的に小さな子供などはメタ認知機能が未熟であり、自分が全て、自分以外の視点など想像もできない段階にありますが、発育が進むにつれ自分以外の人間にも心や感情があり、他人のそれで自分が傷ついたり癒されたり他人を評価するのと同様、自分のそれも他者に影響を与えたり評価されるものだと理解できるようになります。 また自分が考えた 「素晴らしいアイデア」 などはとっくにどこかの誰かが考案済みで、問題がありすぎて却下されてきただけだというのを数々の失敗 (自分の未熟なアイデアや考えを披露して恥をかいたとか) を通じて理解し、思い付きだけではなくその分野の知識を得てからでないとあまり意味がないことを学びます。

 こうした俯瞰的なものの見方や把握の方法は、成長と共に視野が広がる中で発達していきますが、個人差が大きく、また何らかの 環境 に基づく偏りや、本人が精神的・知的な困難や特性を抱えていて、十分に発達しないまま周囲の人と軋轢や トラブル を起こしたり、認知が歪んで 本人が苦労することもあります。 また一旦は十分に発達していても、加齢などによって認知機能が衰えるなどして、急速に失われることもあります。 これは一般に 老害 などと呼ばれます。

 自分が他人からどう見られているかを気にし過ぎるのも 不幸 ですし、人間関係などは身近にいる人間次第の部分もあり、どのあたりでバランスを取ればいいのかは難しい問題でしょう。 とはいえ、自分が全ての中心であると思い込み、他人の批判的な言葉が全て自分に向いているように感じて必要以上の生きづらさを覚えたり、激しい拒否反応を示して周囲から人がいなくなるのも辛いものです。

 自分や自分の意見に賛同する人たち以外が全て敵に見えたり 愚民 に感じられるようなら、自分のメタ認知能力を疑ってみる、あるいはしかるべき医療機関に相談するなど、一歩引いた判断ができる環境に身を置くようにしましょう。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2012年8月10日)
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