どれどれ、今朝の相場はどうかな… 「おは…きゃああああああああ」
「おはぎゃあタイム」 とは、主に株や為替、仮想通貨などの取引において、朝起きて相場を見てみたら値動きがものすごいことになっていて、「おはよう」 との朝の挨拶の途中で思わず叫びだしてしまうような状態、あるいはそうした時間帯をあらわす言葉です。 「おは…きゃああああああああ」 というわけで、単に 「おはぎゃあ」 と呼ぶ場合もあります。
相場の動きが自分にとってプラスになるのかマイナスになるのかは、当然ながら自分がどんなポジションを取っているかで結果が変わります。 買い待ち (ロングポジション) なら値が上がる方が、売り待ち(ショートポジション) なら値が下がる方が儲かるでしょう。 損をするのはそれぞれ逆のポジションの時です。 とはいえ ネット などでことさらに 「おは…きゃああああああああ」 叫ばれるようなケースは、それまで上がり相場だった株の値段や通貨が朝になったら大暴落したようなケースとか、潮目が変わって大変動したような場合となるでしょう。
昨夜と今朝とで天国と地獄…あとは樹海か…
ひとたび 「おはぎゃあタイム」 が起こると、手持ちの株や通貨は価値が暴落し購入した時との差が含み損として積み上がり、さらに信用取引で株や通貨を担保に買い増していたなら追証 (追加担保の差入れ) や建玉の返済 (株などを買うために借りていたお金の返済) が求められます。 限度を超えて損が膨れ上がれば強制ロストカットが起こり、その後に値が持ち直しても損が確定してしまいます。 相場に入れ込んでいる人であれば、せっかく苦労して蓄えた財産が突然蒸発、それどころか負債になってしまうわけです。
そこまで来たら後はもう、「売って売って売りまくれ」 と泣きながら叫ぶか、「ほいさっさあ!!昇竜拳!!」 と祈りながら叫ぶしか方法はありません。 たまたま自分は難を逃れたとか、逆張り していて儲かった…なんて場合には、涼しい顔で 「シャレキツご冥福」 や 「ご冥福をお祈りします」「メシウマ」 とつぶやけばよいでしょう。