シャレになんねーニュースだな…朝からキツイわ 被害者のご冥福をお祈りします。
「シャレキツご冥福」 とは、
シャレになんねーニュースだな…朝からキツイわ
被害者のご冥福をお祈りします。
という言葉を略した ネットスラング の一種です。
元々この 「シャレになんねーニュースだな…朝からキツイわ 被害者のご冥福をお祈りします。」 は、掲示板 などで 不幸 な事件が起こった時の真面目な印象の素直な レス、哀悼のレスを、他人の不幸をあざ笑うようなシーンでことさらに神妙なレスとして、面白おかしくあえて書いたものでした。
また 2008年頃からは、
日曜日の朝からシャレにならねえニュースだな。
御冥福をお祈りします。
なんてバージョンも。 当然ながら、平日の夕方だろうが何だろうが、日曜の朝だと主張します。
まだ生きているのにご冥福を祈ります
使いどころは、例えば被害者はまだ死んでいないのに、あるいはまだ生死がわからない段階なのに、先回りして死んだことにしてご冥福を祈ってしまう (言外に 「早く死ね」 的な意味がある) …ような シチュエーション でしょうか。 その後転じて、ある企業の株価が大きく下落したり、失言問題や不祥事を起こしてしまったり、単に商売がうまくいってないだけでも、とっとと 「ご冥福を祈る」 ような使い方に変化。
言葉としての初出ははっきりしませんが、2003年の中頃には、掲示板 2ちゃんねる のニュース系や雑談系の板で、完成した コピペ 用の慣用句としてあちこちで使われていました。
その後、本当の訃報などにも使われたりしながら細く細く使われ続け、2007年暮れくらいから数が一気に増え、2008年となってかなり頻繁に見かけるような言葉となりました。 とりわけ同年に大きく広がった メシウマ などと組み合わせられるようにもなり、変形や 「シャレキツご冥福」 のような略語化もされるようになったようです。
なお2008年に、ふざけた顔をしてご冥福を祈る ご冥福をお祈りします という AA も流行り、前述した 「メシウマ」 に大きな影響を与えましたが、後半は逆にこれに牽引された形で、この言葉の露出度が増えたというのもあります。 苦節5年以上にわたり 地味 に 地味 に使われ、やっとブレイク…。 ある意味、演歌歌手のようなネットスラングです。 ここに謹んで、ご冥福をお祈りします。