使ったらなくなっちゃうの… 「消耗品」
「消耗品」 とは、文字通りすぐに消耗してしまうもの、一回もしくは数回程度使うとなくなってしまうもの、耐用年数が1年未満だったり取得価格が安価な物品を指す言葉です。
一般用語としても使われますが、経理や会計、とくに税金関係における勘定科目名として用いられます。 資産として扱うような耐用年数が長く高額な物品の取得経費や設備投資などでは、減価償却 (会計において経費を数年といった一定期間にわたって分配処理すること) を行うことがありますが、消耗品取得費の場合はその年の費用として一括計上します。
これらから転じて、使い捨てができるような低・無価値なものといった意味で物品以外にも当てはめて使うこともあります。 例えばブラック企業が若者を使いつぶすことを消耗品のように扱うと呼ぶなどです。
同人 の世界では、マンガ を描く紙とかペン先、インクといった 画材 などが文字通りの消耗品となるでしょう。 一方デジタルな お絵描き に使うパソコンや タブレット、ソフトウェアなどは数年にわたって使用したり価格も数万円から週十万円と高額、かつ売ればそれなりの価格になる資産でもあり、消耗品と呼ぶことはあまりないかもしれませんが、税金関係ではその年に一括で処理して消耗品扱いにすることもあります。
同人誌 の 頒布 などで一定以上の利益を得た場合は税金を納めなければなりませんが、減価償却すべきかそうでないかを迷って不安なら、税務署でしっかり確認して申告するようにしましょう。
ゲームにおける消耗品
アイテム が存在する ゲーム の場合、一度取得するとずっと使い続けられる武器や防具といったものと、使ったらなくなってしまうもの (回復アイテム とか) とを区別し、後者を消耗品や消耗品アイテムなどと呼びます。